小山先生登壇のセミナーにご参加いただきまして誠にありがとうございました。セミナー中やセミナー後のアンケートにていただきました質問に対し、小山先生からお返事をいただきましたので、掲載しております。
他の方のご質問が役立つ場合もあると考え、まとめての掲載とさせていただきました。ご了承ください。
みらい教育LABO: https://jemro.jp/
小山先生Facebok: https://www.facebook.com/koyamah
東京都在住 お子様:中学生
Iメッセージを多用することで、親を喜ばせたい子どもを結果としてコントロールしてしまわないようにするには、どのようなことに気を付ければよろしいのでしょうか?
小山先生が関わっている塾を紹介していただきたいです。その塾は、コーチング的な関わりやアクティブラーニングを取り入れているのでしょうか?基礎的な学習習慣がなかなか身につかず本人も困っているようなので、塾を探していますが、どんな塾に通わせたら良いか悩んでいます。
ご質問ありがとうございます。うれしいです。 お子さんへの深い愛情が伝わってきました。
YouメッセージよりもIメッセージのほうが、ご心配のリスクはぐんと少なくなります。さらに言えば「結果承認」としてではなく「存在承認」としてIメッセージを発信されるといいと思います。「できた⇒うれしい!」ではなく「できてもできなくてもあなたの親であること自体が幸せ」、「伸びた⇒感激した」ではなく「伸びようが伸びまいが、あなたを信頼している」という感覚です。 私は「自己肯定」よりも「自己受容」のほうが大切だと思っていますが、存在承認としてのIメッセージはまさに自己受容を促進します。
塾の紹介については、申し訳ないのですがここでは差し控えます。もしよろしければFacebook、LINE、メール等でご連絡ください。
兵庫県在住 お子様:中学生
未来承認が子どもにとってプレッシャーにはならないのか、を教えていただきたいです。期待されていると子どもが感じてしまう事が時にはプレッシャーになってしまわないか、気になりました。
ご質問ありがとうございます。 おっしゃる通り「期待」はエネルギーにもプレッシャーにもなります。
一方、プレッシャーにならないのが「信頼」です。「あなたは大丈夫」「あなたは幸せになる人」「何があっても乗り越える人、起き上がれる人」というメッセージです。 プレッシャーをかけそうだなとお感じになるようなら無理に承認される必要はありませんし、「伝えたいのは期待かな?信頼かな?」という省察をした上で承認の言葉を発せられるといいかと思います。
回答になりましたでしょうか。 また何かありましたら、是非ご相談ください。お待ちしています。
が、存在承認としてのIメッセージはまさに自己受容を促進します。
塾の紹介については、申し訳ないのですがここでは差し控えます。もしよろしければFacebook、LINE、メール等でご連絡ください。
岩手県在住 お子様:中学生,小学校4~6年生,小学校1~3年生
中3受験生の保護者です。最近ようやく受験に対しての危機感を持ち始めているのですが、朝が病的に弱く(起立性調節障害と言われましたが、原因はそれだけではないようです)遅刻や欠席が増えています。公立の受験を希望しているので、不登校にだけはならないように、なんとか起こして登校するようにしています。本人も早目に寝ようとしたり、ゲームを控えたりとできることはしているのですが、一進一退を繰り返しています。
焦りを感じているとは思うのですが、気持ちに体がついていかないようで、結局現実逃避してしまい、なかなか結果が伸びません。塾の先生に相談した時「(勉強を)やれと言っているうちはやりませんよ」と言われましたが、もうあまり時間もありません。
それでも親は『待つ』べきなのでしょうか。何と声をかけても、焦りを増長してしまいかねず、声かけもうまくできません。
不安なお気持ち、拝察します。 私は専門家ではないので医療的なアドバイスは控えますが、焦りや不安が小さくなるほど状況は好転するはずです。
そのためには、親御さんが穏やかで温かな関わりをたくさん提供してあげることが大切ですね。 極論すれば、高校入試が人生を決めるわけではありません。10年後の幸せを実現するためには、現状を変えようと思わずに「何があってもあなたは大丈夫だよ」「何があっても私たちはあなたの味方だよ」といったメッセージを送り続けることが大切だと思います。親御さんの笑顔と信頼が何よりのエネルギーになります。
うちの息子も中2から高2まで起立性調節障害でした。同様の状況でした。今は望む仕事に就き、楽しく仕事に打ち込んでいます。収入は私以上です(笑)。 苦しい今を乗り越えられたら、お子さんはきっと逞しい青年に育ちます。 応援しています。いつでもまたご相談ください。