課題
・ブログで個別の指導報告をしていたが限界を感じていた。
・振替授業の管理が煩雑で生徒数が増えてきたため管理に不安があった。
効果
・指導報告の他、コミュニケーションが一元化し業務効率化が実現。
・保護者側での振替予約が簡単に。
・入退室管理も保護者に高評価。
これからKIDS の紹介
ITシステムベンダーである株式会社これからが運営する子ども向けプログラミング教室。対象は年少から中学生まで。1クラス6〜7人の少人数制で、生徒一人一人に合わせた個別指導を行う。
ロボット、マインクラフト、Scratchなどを通してプログラミングの基礎を学びながら、プログラミング的思考を養う。現在、都内に2校展開中。生徒は約200名。2021年8月に3校目が開校予定。(2021年7月現在)
子ども向けプログラミング教室を 立ち上げたきっかけ
運営会社である株式会社これからのビジョン「ネットビジネスを底上げする」を推進していくにあたって、どうしても課題になるのが優秀な人材をいかに確保するかということ。これはやはり日本のICT教育の弱いところで、それならば自分たちで人材を育成しようと考えたのが立ち上げのきっかけです。義務教育におけるプログラミング教育の必修化も背中を押す形となり、2018年末に議論を始めて、2019年3月には最初の教室を立ち上げました。
【『これからKIDS』のプログラミング教室】
プログラミング=コードを書くと思われがちですが、コードを書くことが『これからKIDS』の目指すゴールではありません。もちろん、最終的にコードは書けるようになりますが、大切なのはプログラミング的思考を身につけるということだと考えています。具体的には「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」「クリエイティブシンキング」という3つの能力を養っていきます。
幼稚園児も中学生も、仮説を立てて検証するということを実践します。自由な発想で自らゴールの設計を行い、それを達成させるためのプロセスを、講師やメンターと一緒に考えます。子どもたちが失敗してもあえて口を出さず、トライアンドエラーを体得させます。これからの子どもたちに必要なこの3つの能力を、ゲームクリエイトやロボットという手段を用いて学んでもらおうというのが、『これからKIDS』の教育方針です。
何をやっているか分かりづらい… だからこそ重視したのが保護者コミュニケーション
学習塾など他の習い事と違って、分かりやすいカリキュラムや成績表のようなものはありません。また、保護者自身もプログラミング教室に通ったことがないため数値的にも感覚的にも、授業の内容を保護者に伝えるのが難しく、その積み重ねが退会の要因にもなりかねません。これからKIDSでは保護者への授業内容の報告は指導報告書で行っており、生徒がその日どんなことをして、何ができるようになったか、どんなやりとりがあったのかなど、できるだけ詳細に伝えるようにしています。これまではアクセス制限付きのブログでレポートしていましたが、ブログでは個別の指導報告には限界があり、2021年の2月からComiruを導入しました。
Comiruを用いた指導報告書では、「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」「クリエイティブシンキング」のそれぞれの視点で、トライしたことや、できるようになったことをレポートし、生徒の様子は写真に撮って送っています。 また、生徒はテーマごとに目標や振り返りをまとめたミッションシートをタイピングして作成しています。これも指導報告書に添付して保護者にお送りしています。 何をやっているのか分かりづらいプログラミング教室にとって、保護者とのコミュニケーションはとても重要で、Comiruの機能はとても合っているように思います。
教育に関してはまだまだ勉強が必要ですが、 Comiruとともに、将来を担うICTの人材育成を支えていきたい。
【コミュニケーションはもちろん、その他、多彩な機能を使えるのが導入の決め手】
Comiruを導入するにあたっては他にも複数のツールを検討しましたが、すべてのコミュニケーションが一元化されるという点、また、保護者側の操作、特に振替予約が簡単にできるという理由で採用を決定しました。
今までは、レッスンの予約はGoogleカレンダーで管理し、振替依頼があれば入力し直し、ということをしていました。弊校はレッスンが隔週のため振替が多く、これでは生徒数が増えたら困るな、と思っていたところでした。Comiruの座席管理機能は、保護者側で授業振替が簡単にでき、保護者・塾の双方にとって大きなメリットとなりました。
また、無料体験の問い合わせ対応には見込み顧客管理機能がとても便利です。現在、公式サイトでの無料体験フォームはComiruを使用していて、日々の申込みデータがComiruに自動で更新される状況です。
さらに、入退室管理ができるようになったことは保護者から想定以上に高評価をいただきました。生徒を1人で通わせる保護者にとっては安心材料になっているようです。入会時の説明会では、Comiruのこれらの機能を『これからKIDS』の強みとして伝えています。
【今後はプログラミング教室ならではの要望も反映していただきさらなる進化を期待します】
Comiruが導入されているのは主に学習塾とのことですが、業務の効率化が促進できるという点で、プログラミング教室のニーズにもとても合っています。今後、プログラミング教室ならではの要望も反映し、機能面でのさらなる進化を続けてもらいたいと思います。例えば、現在見込み顧客管理機能で管理できているリストに対して、一斉メールや条件付きメールが送信できるといいですね。
また、今後はオンライン化も検討していく予定です。Comiruのオンライン授業などの機能がプログラミング教室にどのように展開できるか、期待を寄せています。
まずは地に足をつけて今の教室運営をがんばって、5年以内に20教室まで増やしたいと意気込んでいます。将来的には『これからKIDS』の卒業生が株式会社これからに入社してくれると嬉しいですね。