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11/18にいただいたご質問と回答

小山先生登壇のセミナーにご参加いただきまして誠にありがとうございました。セミナー中やセミナー後のアンケートにていただきました質問に対し、小山先生からお返事をいただきましたので、掲載しております。

他の方のご質問が役立つ場合もあると考え、まとめての掲載とさせていただきました。ご了承ください。

 

みらい教育LABO: https://jemro.jp/
小山先生Facebok: https://www.facebook.com/koyamah

沖縄県在住 お子様,大学生・専門学校等,高校生,中学生,小学校1~3年生

お父さんはわかってくれない、話してもムダだ、と子供が言ってきた場合、どう共感すべきか、そう思われてる主人にどう声がけすべきか悩んでいます。

ご質問ありがとうございます。うれしいです。

 

お子さんの言葉の前に「今は」を付けて受け取ってみましょう。 「今は、お父さんはわかってくれない」「今は、話してもムダだ」と言っているのだと解釈するのです。そうすると、「なるほど、そう思ってるんだね」と受け取れます。 これは、「その通りだね」(賛成)、「そうかなぁ?」(反対)、のどちらにも偏らない受け取り方です。ただそのまま受け取るだけです。それを繰り返すうち、お子さんは自分自身で観点を拡げ、お父さんに対する新たな解釈・評価を創り出していきます。

 

ご主人に対しても同様で、「今は、子どもは、お父さんはわかってくれないと考えている」とお伝えになればいいと思います。ご主人もお子さんも、どちらも間違っていないというスタンスです。それを踏まえてどうするかは、ご主人がお決めになることですね。 お子さんが父親に抵抗感を覚えるのは極めて正常なことです。どうぞ「大人になる課程にいるんだなぁ」という目で見守ってあげてください。きっとその先に、すてきな親子関係が待っています。 また何かあればお気軽にご相談ください。

 

 

沖縄県在住 お子様:大学生・専門学校等,高校生,中学生,小学校1~3年生
死にたいと言われた時の対処法

ご質問ありがとうございます。 状況が分かりませんので一般論にとどまりますがご容赦ください。

 

まず「死にたい」という気持ちや言葉を否定しないこと、慌てないことが基本ですね。 そして「そうなんだ」という受け取り、「何がそう思わせるの?」という質問、「私はどんなあなたであっても生きていて欲しい」というIメッセージで、大きく包み込んであげます。

 

「死にたい」という言葉が繰り返し出て来たり、1回であっても深刻な様子が見られるのであれば、早めに市の教育相談窓口か心療内科に相談されておくほうがいいと思います。(いきなり本人を連れていくのではなく、まずはそっと親御さんだけで) また何かあればいつでもご相談ください。

 

 

大阪府在住 お子様:高校生,中学生 

 

高校3年生の大学受験生の母です。本日はセミナーありがとうございました。

 

公募推薦入試で併願校は合格しているので浪人する心配もなく、あとは第一志望を目指して頑張るだけなのですが、併願校合格に安心してしまったのかモチベーションが上がっていないような感じです。

 

今日のセミナーの先生のお話を参考にまず本人の気持ちを聞いて、それを認め、そして質問するという流れで、話し合いの場を持ちたいと思うのですが、もし、「もう受験はしない。」なんて言ってきたとき「受験したくないんだ。」なんて認めることは出来るものなのか、なかなか話を切り出せそうにありません。「認めること」に対してのアドバイスいただけるとありがたいです。

 

ご相談ありがとうございます。親御さんの深い愛情を感じます。 「受験したくない」と聞くと、「なぜ?」と問いたくなりますが、私ならこんな問いかけをします。

 

「受験しないのは何のため?」

 

受けない「理由」を並べ立てて正当化していたのでは何も生れません。受けるにせよ受けないにせよ、その選択が「目的」から来ることが大切です。「受験しないのは何のため?その目的に納得できればお父さんお母さんは認めて応援するよ」と伝えて対話してみてください。

 

学校歴が未来を決める時代ではありません。大切なのは、入った大学で何を学んだか、何を生み出したか、どう成長したか、ですよね。そのためには「目的」が大事です。その価値観を共有する対話をしてみましょう。 きっとお子さんは幸せをつかみます。 またいつでもご相談ください。応援しています。

 

 

広島県在住 お子様:高校生,中学生,小学校4~6年生 

 

高校2年生男子で、大学受験に向けて志望していた方向に気持ちと内容と本腰いれてやり始めたな、とみえていたのですが、急にいわゆる偏差値でいうところの下げた目標を掲げ出したのですが、無理かな、と考えて突発的に楽な方に逃げた?にもみえるし、本気の夢を探し出したのか、親はどうみていればよいでしょうか?

 

医学部に行きたい、から、海外の大学で理学療法士になり、海外のスポーツ選手の治療がしたい。日本のそれとは違い、Dr.主体にならずにポジションがある、というのですが。。そうなると今勉強する内容が変わるから変えようかな、言うのです。でも、親としては今勉強内容をゆるめると戻れない、やっぱり、と考えた時に間に合わないのではないか、と導き方を悩みます。どうしたらよいでしょうか?

ご相談ありがとうございます。お子さんへの深い愛情が伝わってきます。 息子さんが将来について思い悩んでいらっしゃるなら親御さんの出番だと思います。

 

でも、息子さんは悩んでいるのではなくビジョンを描いて希望を抱いていらっしゃるようです。そこに親御さんが不安な観点を与えることは、プラスには作用しないでしょう。 「お父さんお母さんはあなたの意思を尊重するよ」「あなたはちゃんと判断できる子だよ」「あなたがどんな成績でも、どんな結果を創り出しても、お父さんお母さんは愛するよ」という3つのことを伝えることをお薦めします。それがちゃんと届けば、お子さんは安心して思考し、選択ができるはずです。

 

広島の某進学校の校長先生がおっしゃっていました。「男子生徒が立派な社会人になっていくためには、お母さんが息子の傍から離れる必要がある」と。厳しくも愛情に満ちた言葉であり、私も賛同します。勇気が要ることですが、たくましい人間として、職業人(プロフェッショナル)として自立してもらうために、お子さんの人生をお子さんに任せてみましょう。ちょっと離れたところから愛の光を送り続ける感覚ですね。 応援しています。 よろしければ、またいつでもご相談ください。

 

 

神奈川県在住 お子様:中学生 

 

高校受験を見据えて小学4年生から同じ集団塾に通わせています。(中2息子) 中学入学後、成績は下がる一方で本人も授業についていけていないと認識しています。 塾を辞めるか、個別対応の塾に変えることを提案してみましたが、本人は環境の変化を嫌がる性格もあり今の塾を辞めたくないと言っています。

 

私自身、高校受験を経験しておらず、不安な気持ちから塾に通わせておきたい気持ちもあるのですが、息子を見ていると主体的に塾に通っているようには見えず、一度やめた方が良いのではないかとも思います。塾を辞める、または変えるタイミングの目安はありますでしょうか?

 

また、親としてどのような声かけをしてあげたら良いでしょうか? 過去に「塾を辞めたら自分で頑張っていかなければならないよ!」と脅すようなことを言ってしまい、大変悔やんでいます。 ご回答いただけると幸いです。 本日はありがとうございました。

ご心配、お察しします。お子さんへの愛情を感じます。 中2ということもあり、難しいですね・・・。

 

結論から申し上げると、お子さんの意思を尊重することをお薦めしたいです。お子さんが、結果責任を自分で取る権利を与えてあげるためです。成績があがろうが下がろうが、高校に受かろうが落ちようが、「自分の創り出した結果だ」と思えることが将来のためには重要です。 改めて話し合って合意形成し、親子ともども一旦すっきりしましょう。

 

お子さんが今しっかり判断するためには「塾をやめても続けても、お父さんお母さんはあなたの意思を尊重するよ」「あなたはちゃんと判断できる子だよ」「あなたがどんな成績でも、どんな結果を創り出しても、お父さんお母さんは愛するよ」という3つのことを伝えることです。それがちゃんと届けば、お子さんは安心して「続ける」「やめる」の答えを出せるはずです。 あくまで「一旦」の判断です。

 

中2のお子さんは日々変化成長します。ですから途中で気が変わることもある。それでよし。その際に「ほらお母さんの言った通りでしょ」「お父さんの心配した通りになった」「意志が弱い!」と言わないことも大切ですね。 親御さんの愛情と信頼は、きっとお子さんに届きます。お子さんの将来が楽しみです。 応援しています。またご相談ください。

 

 

千葉県在住 お子様:中学生 

 

高校受験を控えています。志望校へは少し努力が必要な状況ですが、本人はそれを理解のうえ受験を希望しています。本人なりに学習しているようですが、ゲームなどもやめられないようで、親の私が不安で気持ちが迷路にはまっている状態です。それなので、つい否定的な言葉をかけてしまったりして、セミナー後に反省しましたが、息抜きとして見守る方が良いのか控えさせた方が良いのか葛藤しています。色々うるさく言い過ぎて、反抗期状態です。 受験までの残りの期間、どのように接していけば良いのかアドバイスが頂きたいです。

 

お子さんに対する愛情を感じます。大切な大切なお子さんですものね。不安になる自分、迷路に入ってしまっている自分をまず許してあげてください。頭をなでなでして、「それでいいんだよ」「親として頑張ってるね」って言ってあげてください。

 

ゲームについて何か言いたいなら、短い言葉で「やめてほしい」「時間を決めてやって欲しい」と伝えましょう。くどくど言わない、遠回しに言わない、言うことを聞かなくても追い打ちをかけないことが大切です。 そして時々、「勉強頑張ってるね」「勉強大変ね」「時々息抜きして」「成績より何より、あなたの身体が一番大切だよ」といった承認の言葉をかけてあげましょう。承認は勉強や成長のための必須栄養素です。

 

お子さんが反抗するのは、極めて健全な発達段階にある証拠です。栗の実がイガを被って成長していっているのと同じ。イガをダメなものとせず、イガ丸ごと掌に載せてみましょう。 栗の実は、時期が来れば自らイガを破って転がり出てきます。それが大人になるということです。 きっとお子さんは欲しい結果を手にします。親御さんの愛情と信頼に応えます。 応援しています。またいつでもご相談ください。

 

 

北海道在住 お子様:中学生 小学校1~3年生 

 

歳が離れてる姉妹ですが、よく喧嘩をします。明らかに言葉が悪いのは姉なので、怒る場面が多いのですが、妹が悪い時にうまく怒れません。 それぞれ悪い方をきちんと怒るようにしたいですが、どのように声かけするのがいいのかわかりません。どうしても姉を怒りすぎてる気がします…。

 

ご質問ありがとうございます。二人のお嬢さんへの愛情がとっても伝わってきます。 なぜか、下の子・末っ子は、何をしても可愛いというか、許してしまう・・・これは特別なことではありません。そうなってしまうご自身を、まず許してあげてくださいね。

 

「姉を怒るのを控えよう」「妹もにも怒ろう」というお考えをちょっと変えて、「姉にも妹にも、怒らず叱ろう」と思ってみてください。 「怒る」は感情をぶつけることです。「叱る」は理性的に、相手の成長のために指摘することです。腹が立ったら、いったんその場を離れ、一呼吸おいてから改めてお子さんと向き合いましょう。そして短く「お母さんは悲しい」「お母さんは残念に思う」というIメッセージと、「~してほしい」というリクエストを伝えます。これが叱りです。

 

もう一つ別の観点からアドバイスを伝えます。お姉ちゃんには二人きりになった時、そっと感謝と愛を伝えてあげてください。「妹のわがままを聞いてやってくれてありがとうね」「我慢してくれてありがとうね」「あなたも時にはわがまま言ってね」「大好きだよ」と。 何年後かには、三人姉妹のように仲良くされていることでしょう。喧嘩したこと、悩んだことは懐かしい笑い話になるはずです。きっとうまくいきます。 またいつでもお気軽にご相談ください。応援しています。

 

 

滋賀県在住 お子様:中学生,小学校4~6年生,小学校1~3年生 

 

傾聴、承認まではできても、質問、を難しく感じています。中学生の反抗期だからか、質問すると親に誘導される、親には聞かれたくない、後で何か言われそう、と構えているような気もしています。自分で考えて決めて、やってみたいから、ほっといて、と言われます。そのような場合は、どうしたらいいのでしょうか?大人だから探せそうな、良さそうな情報、提案があったら、たまに話をしたり、LINEで送ったりしていますが、親が言う事は、ほぼ無視。友達や先生、自分でネットで探した情報などは、自分でたまに取り入れたりしているようです。例えば、夜ご飯抜くと、朝元気。だとか、夜12時に寝たら、朝ごはんは抜く方がいい、など、親からみると、やめて欲しいな、と思う内容もあります。最近は、色々自分で、試行錯誤したい時期なのかな、と傾聴、承認、たまに感想だけをしていますが、何か良いアドバイスがあれば、お願いします。

 

ご質問うれしいです。ありがとうございます。 心配されるお気持ち、まさに親心ですね。

 

中学校の時期は発達段階で言うと「青年前期」。自意識と客観的事実とのギャップに葛藤が起こります。また、大人、特に親よりも友人を強く意識し、重視します。「親が言うことは無視」となりがちです。これはお子さんが極めて正常に発達しており、自分で判断し、主張する力をお持ちである証拠です。

 

お子さんを栗の実だと思ってみてみてください。イガを纏って、その中で成長していっているのです。イガをハサミで刈り取ってしまったり、イガをひん剥いたりしたら、栗は腐ってしまいます。イガを認め、イガ丸ごと掌に載せてみましょう。 「質問」については、「詰問」(「なぜ質問」「閉じた質問」)ならないようにだけ注意して、続けていただいたらOKです。ただし、答えない権利、テキトーに答える権利、反抗する権利を子どもに与えてあげましょう。質問を無視しても、「ウザい」という反応をしてもOK!それがイガ丸ごと掌に載せると言うことです。

 

栗の実は、時期が来れば自らイガを破って転がり出てきます。それが大人になるということです。 きっとお子さんは欲しい結果を手にします。親御さんの愛情と信頼に応えます。 応援しています。またいつでもご相談ください。

 

 

佐賀県在住 お子様:中学生,小学校4~6年生,小学校1~3年生 

 

イヤホンで音楽を聴きながら勉強してますが、本当は辞めさせたいです。本人は、これがはかどる と言っております・・・・。最善の策が見つからないままです。

 

ご質問ありがとうございます。 親御さんには、要望を伝える権利があります。お子さんにはそれを聞き入れる権利も拒否する権利もあります。それを踏まえて、「音楽聴かずにやってほしい」「音楽を聴くのはやめて」と言い続けられることをお薦めします。

 

「権利」を踏まえていれば、怒ったり、否定・攻撃したりしなくてすみます。我慢する必要もありません。 お子さんが音楽を聴かなくなることが、集中力や成績向上につながるとは限りません。逆効果になることも往々にしてあります。お子さんは「成績を下げよう」「志望校に落ちたい」とは決して思っておらず、考えてやっておられることだと思います。それも踏まえて関わってみてください。 回答になりましたでしょうか。 また何かありましたらお気軽にご相談ください。

 

 

神奈川県在住 お子様:小学校4~6年生 

 

こだわりが強く、傷付きやすく、キレやすい、立ち歩きをするということで、学校では発達検査やコミュニケーショントレーニングを受けるように奨められる小4男子について。

 

親から見ると、好きなモノに嵌まったときの集中力や繊細な優しさ、理解力などは美点だと思います。そこを承認しているため、家庭の中では落ち着いて生活出来ています。ただ、マイペースで好きなこと以外は挑戦しようともしないことで、成長の幅が狭くなる怖れがあることと、社会性や協調性が求められる日本社会の中では生きづらくなる可能性があることが残念です。精神年齢が小2くらいなところもあり、「なりたい自分像」を問われても分からないし、困難にどう対処していきたいかのアイデアも出てこないため、親としては今は見守りモードです。どんなタイミングでどんな質問を掛けたら、子どもの能力がもっと引き出せるのか、アドバイス頂けると嬉しいです。

 

ご質問ありがとうございます。 とっても大きな愛でお子さんを見守っていらっしゃることが伝わってきて、心が温かくなりました。ありがとうございます。

 

今のままの関わりが素敵だと思います。 「質問」という観点について言えば、「楽しく対話する」のが大原則でしょうね。 お子さんを含め、人はそれぞれ「上質世界」を持っています。「好き、理想、憧れ、快適、面白い、楽しい、かっこいい」といった類の物事が集まった世界です。そこに興味を持って質問してあげることをお薦めします。「何が好き?」「どんなものをカッコいいと思う?」「すごく集中してたけど、何がそんなに魅力なの?」のような質問です。

 

ただし、お子さんには、答える権利も答えない権利もあります。ですから、思い通りの答えが返ってこなくてOKとしてください。 親御さんの「上質世界」についても楽しく語ってあげるといいですね。これもお子さんには聴く権利、聞かない権利があることを踏まえて。

 

お子さんは、お子さんなりのペースで自分という存在を、自分と社会との関係をつかんでいかれます。「美点」を活かして活躍できる時が来ます。楽しみですね。 またいつでもご相談ください。

 

 

神奈川県 小学校4~6年生 小学校1~3年生

 

集団塾で成績が伸びない場合、個人塾や家庭教師(オンライン)でフォローされているご家庭も少なくないようで、SNSで宣伝を良く目にします。 受験勉強の中で算数を苦手にして欲しくなく、私の本音はもっと得意に、より好きになって欲しい(偏差値を上自身をつけて欲しい)と思ってます。

現在5年の娘は、大好きな塾は最後まで続けるつもり(親子共)で、算数の補講基礎クラスも受講中、4クラス中下から2番目のクラスの上位のようです。 早めに算数のフォロー(算数個別塾等)をした方が良いのかな、 11月下旬に2者面談がありますが、先生には聞きにくいな、と悩んでます。 アドバイスいただけたら嬉しいです。

 

ご質問ありがとうございます。お子さんへの深い愛情を感じます。

 

結論から申し上げると、お子さん次第だと思います。「もっと算数が得意になりたいな(意欲)」、「もっと勉強時間が増やせるな(キャパ)」と、お子さん自身が思われるなら、その環境を与えてあげればいいと思います。 小5以上の算数は抽象概念が増えて手ごわいです。難度や量が過剰になると、せっかく楽しく勉強していた子が、自己嫌悪に陥ったり、勉強嫌いになったりすることもあります。

 

是非、お子さんの意見を聴き、お子さんの様子を見ながら判断してください。(塾のアドバイスには、当然のことながら「自塾の利害」という観点が入ることも頭の隅に置いておいてください) お子さんは、きっと自ら未来を切り拓いていかれます。楽しみですね。 応援しています。

 

 

愛知県在住 お子様:小学校1~3年生 

 

小学二年生ですが、学校の宿題でいつもバトルになり困っています。子供は家に帰って来たらただ好きな事をやって過ごしたいだけで、その状況からやらせる為に毎回バトルになり辛いです。

 

毎夕辛い時間をお過ごし何ですね。お察しします。

 

一言で言えば「やらされたくない」んですよね。これは極めて正常・健全な発達段階の表れです。言うことを聞かないお子さんを「よしよし、健全に育っているぞ」と認めてあげてください。

 

対応については、こちらが参考になるかと思います。是非ご覧ください。⇒https://youtu.be/qKeeSicz9XE

 

いずれお子さんは学びに向かう力を発揮されます。楽しみに見守ってあげてください。応援しています。 またいつでもご相談ください。

 

 

東京都在住 お子様:小学校1~3年生 

 

具体的な志望校も特に決まっておらず、夢などもまだなく、なかなか本人の勉強に対するモチベーションの上がる声かけ方法がわかりません。成績は悪くないので、テスト毎にIメッセージを伝えたりもしているつもりですが、ふーんよかったね。と無関心です。照れてるだけなのかわかりませんが、もう少し前向きに取り組めるようになるとよいのですが。

 

ご質問ありがとうございます。うれしいです。 お子さんへの愛情が伝わってきます。お子さんは幸せですね。

 

結論から言うと、お子さんの現状をそのまま認め、見守ってあげることをお勧めします。 42キロのマラソンを、自分なりに先を考え、体調と相談したり、周囲を見渡したりしながら順調に走っている選手に、コーチが「そんなペースでいいの?」「本気出さなきゃ」「もっと速く走りなさい」と声を掛ける・・・逆効果になることが往々にしてあります。選手を信頼し、「調子はどう?」「いい感じだよ」「きっとうまくいくよ」といった声掛けのほうが何倍も走るエネルギーになるはずです。

 

夢や目標は、持たせようとして持たせても、ほとんど意味がありません。それを口にすることで生じるリスクを本能的に感じ取って言わない子も少なくありません。夢や目標は、いずれ自分自身の中から湧いてくるものだと思って、楽しみにお待ちください。 また何かあればお気軽にご相談ください。お待ちしています。

 

 

神奈県在住 お子様:未就学

 

貴重なお話ありがとうございました。全体的なお話としてはとても納得感がありました。一方各論の部分で3点ほどお伺いしたいです。

1 傾聴、承認が大事というのがよく分かりました。一方反骨心という言葉もあるように「そんなんじゃ甲子園いけねーぞ、やる気あんのか!」というような激励や叱咤も時には必要な気がするのですがいかがでしょうか?ケースバイケースなのではないかなと。

2 また、近しいところで例えば友達に手を出す、ものを盗む、遅刻してみんなに迷惑をかける等、しっかりと叱らないといけないところもあると思います。その際も傾聴、承認というプロセスが必要とお考えでしょうか?ベースに愛と信頼があるのが前提ですが、いけないものはいけないと厳しく伝えることも必要だと思うのですがいかがでょう?

3 ソサエティ5.0のためにペーパーテスト以外が必要というのはよく分かります。一方短期的に見るとまだ社会がそこまで進化していないため(採用面接での学歴偏重等)塾の役割としてペーパーテストの点数、学校の成績、合格実績が塾の経営に直結してしまう。

 

ご質問ありがとうございます。うれしいです。

 

1.私自身、「そんなんじゃ~、やる気あんのか!」という恫喝・叱咤激励型指導の達人でしたので、その効果を十分知っています。そしてコーチングの実践を重ねる中で、そうした指導が必要ないことを実感しました。自分の中に「厳しさ幻想」があったようです。 恫喝・叱咤激励型指導をする教育者を否定はしませんが、リスクを冒してまでやる必然性は無いと考えます。

 

2.「いけないものはいけない」と教えないと分からないのなら教える必要がありますね。でも、「分からない」ケースは極めて稀だと思います。多くは、傾聴・承認・質問を重ねていくうちに鎧が脱げて「悪いことをしたと思っている」という判断が自分から出てきます。

 

3.おっしゃる通りだと思います。ですから、認知能力向上のための指導は不可欠ですね。もっと言えば、生徒の志望校合格だけを保証する(その先は考えない)というのなら、まだ数年は非認知能力育成は度外視でいいと思います。 同時に、学校やマーケットにこの先の入試や学力観の変化を訴求して、影響を与えていく戦略も重要でしょうね。波に乗り遅れる、波にのまれる、波に乗る、波を起こす、この4つのどれを目指すかだと思います。

 

 

zoomでいただきました匿名でのご質問

 

「これやってみたいかな」という習い事を体験させても、その場に行くと参加しなかったり、行使に反発して部屋を飛び出したり、周りの子の声を気にしてキレたりすることがあります。 そんな場合に、どう対応すると成長のたねが育つでしょうか? しつけや社会性とのバランスも気になります。

 

ご質問ありがとうございます。 お子さんの年齢等が分かりませんので、あくまで一般論ですが、必要以上にプレッシャーを感じておられるのかもしれませんね。「親の期待に応えて習い事を始めなければならない」とか、「他の子並みに(他の子以上に)できなければならない」とか。 ご本人が参加しない、飛び出す、キレるといった行動をとられた時に、怒ったり叱ったりせずに受容し、「何があったの?」「どんな気持ちだったの?」と問いかけてゆったり傾聴することで、「自分を振り返る」+「思いを言葉で表現する」という機会を提供してあげることをお薦めします。そして「次はどうしたい?」と尋ね、「できるよ」と未来承認します。

 

「やっちゃった自分はダメだ」と認識させるのではなく、「今回はやっちゃったけど、パパ(ママ)はそんな僕を受け入れてくれた。次はできると信頼してくれている」と認識してくれると素敵ですね。 お子さんは、「やってみたい」という興味、チャレンジ精神、意欲を持ったお子さんです。「イヤだ」と判断し、表現できるお子さんです。その素晴らしいリソースを大切に育んであげたいですね。 また何かありましたら、どうぞご遠慮なくご相談ください。 応援しています。