個別指導は、保護者にプロセスを見せれば退会は減る。 でも、アナログ作業に現場の疲労はピークに達していました。
課題
保護者とのコミュニケーション強化とその効率化 。
効果
指導報告の頻度は上がったのに、生産性も向上。講師、教室長、保護者、 経営全てにメリットが生まれている。
生徒の様子がブラックボックス化されていた
個別教育ゴールフリーの紹介
1989年に京都に開塾。個別教育が塾業界の 主流になるはるか以前から、個別教育界を牽 引し、育て上げてきたパイオニアでありリー ディングスクール。志と共に主体性・リーダー シップを育む“志共育”を実践する教育メソッ ド、全ての講師(コーチ)がコーチングを学び 子どものやる気と能力を引き出す「教育コーチ ング」に定評がある。また、29年に渡る教室 運営において、研究・実践・実証されてきた質 の高い多教室展開にも注目が集まる。 学習者・指導者のビッグデータ解析で「主体 的な学び」を引き出し、新しい診断アセスメン トを開発することを目指した大阪大学との産学 連携も開始している。
生徒は満足していても、退塾リスクはある
個別指導の顧客は、子ども でなく保護者。私たちは そう定義しています。もちろ ん、生徒も大切な顧客ではあ りますが、生徒が楽しんで通 塾し、指導に満足していても 突然退塾するという事態は個 別指導には往々にして発生し ますよね。その原因は、保護 者の不安感。予めカリキュラ ムが決まっていて、何を学ん でいるかが見えやすい集団指 導と違って、個別指導はどう しても生徒が何をしているか が保護者に見えにくい。だか ら、行かせている意味が分か らず不安になってしまうんで す。それで、生徒がどれだけ 講師(コーチ)が好きで楽しく 通っていても、保護者は成績 という結果だけを見て辞めさ せてしまうんですね。だから こそ、保護者を顧客ととらえ、 生徒の指導プロセスをしっか り見せることが重要なのです。
多大なる労力を 要する指導報告を 効率化したい
そのため、指導のプロ セスを可視化するた めに、当初は紙の指導報告 書を月 1 回送付していま した。でも、非常に労力が かかるんです。各科目の講 師(コーチ)が手書きで記載 し、出来上がったものを教 室長がチェック。場合によっ ては差し戻し、ようやく完 成したものをコピーして、 折って、封入して郵送。大 変な工数ですよね。それで も、保護者が封を開けて読 んでくださるのかは分かり ません。さらには、指導報 告は運営上も経営上も貴重 なデータとなるの に、とにかく 場所を取るの で蓄積していく ことも難しい。 労力の割には、 効果を実感しづらい、でも止めるわけにはいかないというジレ ンマがありました。
また、保護者への報告は対 生徒とは違うコミュニケー ションが求められますよね。 ここは学生の講師(コーチ) はまだまだ苦手な部分。だ から、教室長も講師(コーチ) にしっかり指導する必要が あります。とはいえ、 1 教室 約 名分全部を見て、個別 に講師(コーチ)にフィー ドバックするのは現実的で はありません。手書きだと、 書き直しもゼロからとなる ため講師(コーチ)の負担も 非常に大きい。そこで、な んとか指導報告の生産性を あげることはできないもの かと模索し続けている中で出会ったのがコミルでした。
モデル教室での 先行運用で、 スムーズな導入を実現
とはいえ、ツール導入は 現場に混乱もきたす のでは?との疑問もわいて きますよね。当社では、先 行導入を 4 教室設けたうえ で、そこでの成功事例を共 有しつつ全体導入したため 混乱は最低限に抑えること ができました。コミル導入 から半年が過ぎたころ、教室長にアンケートをとった のですが、93. 6 % が満足との回答を寄せています。