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中小・個人塾のためのマーケティング講座【vol.13】

中小・個人塾のためのマーケティング講座【vol.13】
友人紹介の方法[1]

著者の紹介

森 智勝

(もり・ともかつ)

学習塾経営アドバイザー

17年間の塾経営を経て、塾専門のマーケティング勉強会(塾生獲得実践会)を設立。机上の空論ではなく、現場主義を貫くマーケティング手法を全国の塾に提供している。経営コンサルタント、スタッフ研修等を専門に行っているが、特に不調塾の立て直しには定評がある。

友人紹介の方法[1]

これまで塾生獲得のマーケティングについて説明をしてきました。いよいよ最終版、「紹介」による塾生獲得についてお話します。

ほとんどのほとんどの塾経営者が友人紹介による塾生獲得を理想としています。その通りでしょう。塾生紹介には経費が掛かりませんし、退塾率が低いというデータもあります。ところが、紹介が欲しいにも関わらず、紹介状や紹介の依頼文を常備していない塾が多いものです。

以前にお話しましたが、人は「形」に反応する性質を持っています。塾からの「友人紹介の依頼文」を見て初めて、身近にいる「塾を探している人」が見つかります。こうした状態を「アンテナが立つ」と表現します。

あなたにも経験があるはずです。「車をエスティマに買い替えようか」と思った瞬間から、街を走るエスティマが目に入り始めます。母親も「子どもを塾に通わせよう」と思うようになって、塾の看板が気になり始めます。もう10年以上そこで塾を開いているのに、来塾した保護者に「ここに塾があることを知りませんでした」と言われることは珍しくありません。人は、自分が興味のない事象に対しては「見えていても気付かない」=「アンテナが立っていない」のです。

同様に、ママ友が塾を探していたとしても、普段の付き合いの中でスルーしてしまうことが常なのです。だって、ママ友の子どもの成績に興味などないのですから。友人紹介の依頼文と紹介状の存在は、そうした保護者のアンテナを立たせるために必須のアイテムです。塾が友人紹介を欲していることを伝えなければ、それを保護者に理解してもらうことなど不可能です。思いは伝えなければ伝われません。

そこで重要なことは2点です。

1つは、生徒に対して「商品紹介」を依頼してはいけないということです。ここで言う商品とは、対価を必要とするものです。以前、某大手塾が週刊誌に叩かれたことがあります。曰く「塾生をセールスマンにして新規顧客を獲得する塾」という批判です。その某大手塾には塾生紹介依頼のマニュアルが存在し、授業中に生徒に対して友人紹介のアピールをしているとか。そして友人紹介をした塾生に対して数千円~数百円の図書券(金券)をお礼として渡している…まあ、悪意と穿った見方で書かれた記事でした。が、ひとつだけビジネスの本質として学ぶべきことがあります。「顧客の紹介は顧客に依頼しなければならない」ということです。

塾にとって生徒は、サービスの提供者ではあっても顧客ではありません。顧客とは「対価を払う者」であり、塾にとってそれは「保護者」です。塾は顧客である保護者から対価を頂いて、その要請によって子どもに学習指導を提供するビジネスです。そこが歯科医院やエステ、スポーツジム等と違うところです。

顧客ではない塾生を利用して顧客を獲得しようとするから批判を受け、非難されることになるのです。友人(顧客)紹介は、それが正規生でも講習生でも、あくまでも顧客である保護者に依頼しなければなりません。

「では塾生には友人紹介をしてはいけないのか」と問われれば、「否」です。対価が発生しないものに関しては積極的に友人紹介を依頼すべきです。例えばスポーツイベント、例えば無料のテスト対策、社会見学会…そうした対価を必要としない(利益を目的としない)行事に関しては堂々と行えばいいのです。そして、対価の発生する顧客紹介は、顧客である保護者に対して堂々と依頼することです。

ここで2つ目の留意点です。紹介依頼をする場合、多くの塾が自塾目線、自塾の都合だけに終始してしまいます。私が「友人を紹介した場合の(生徒&保護者側の)メリットは何ですか?」と尋ねると、「う~~~ん…図書券3,000円分が貰えます」と答える塾長が多いものです。この「お礼」に関しては次回、詳しく論じますが、これでは「3,000円で友人を売るイメージ」=後ろめたさが付いて回ります。そうではなく、友人紹介をすることが「友人にとっても、あなたの子どもにとっても良いことだ」という説明が必要なのです。

説明の内容は塾(塾長)のキャラクターによって様々考えられますが、1つだけ見本を紹介します。これを参考にして自塾のキャラに合った紹介依頼文を作ってください。(実際は縦書きをお勧めします)

ライバルを身近に置け!(友人紹介キャンペーンを前に)

想像してみてください。誰かに「限界までグランドを一人で走れ!」と命令された時のことを。もしかしたら十周程度で限界が来て、走るのを止めてしまうかも知れません。

「あなた」は野球部の一員です。そして、同じように「全員で限界まで走れ!」と監督から命令されたとします。この時、「あなたの限界」は確実に十周を超えます。なぜなら、「みんなが頑張っているのに、自分だけ脱落するわけにはいかない」という思いが生じるからです。もしかしたら、「あいつより先にくたばるものか!」という思いを持つ人もいるでしょう。特に、野球部のように同じ目標を持った仲間と一緒の時、その効果はより大きくなります。

ライバルの存在が自分を成長させる…よく聞かれるフレーズですが、その理由は上記のような心理の中にあります。(ベタな?シチュエーションですが)青春ドラマの中の受験生が、向かいの家に住むライバルの部屋の明かりが消えるまで勉強を続ける…そんな場面を見た人もいることでしょう。

ライバルの存在が自分を成長させる…これは真実です。

ですから「あなた」も、ライバルを身近に置くことです。ライバルと競い合い、切磋琢磨することは互いの成長を促す最大の方法です。

〇〇塾では積極的に「友人紹介」を求めています。なぜなら、塾の中に良きライバルが存在することが、「あなた」にとっても「彼」にとっても望ましいことだからです。そして塾としても、「あなた」と同じように向上心に溢れた塾生が増えることを心から願っています。また、チラシや看板を見て来塾してくれるのは嬉しいことですが、「あなた」から塾の理念・方針を聞き、ある程度理解した上で来塾してくれる生徒の方が、学習効果が高いことを経験上、私は知っています。

どうぞ、あなたのライバルに〇〇塾を紹介してください。あなたの良き友人の期待を裏切るようなことは絶対にありません。

この夏に実施する「夏期講習トライアル」の「紹介状」を同封します。それを彼(彼女)に渡すことが、あなたと彼(彼女)のライバル物語の始まりです。

追伸 保護者各位

お陰様で〇〇塾は、向上心に溢れた多くの生徒に通っていただいています。塾生一人ひとりが教室内の環境を向上させる構成員となり、相乗効果を生み出しています。この優れた雰囲気を壊さないような教室運営に努めてまいります。そのためにも、空席分は出来る限り「塾生の紹介者」で埋めたいと考えています。趣旨をご理解の上、今回の「友人紹介キャンペーン」にご協力下さい。なお、お友達をご紹介いただいた方には、ささやかながら御礼の品を進呈いたします。

〇〇塾 塾長 〇〇 〇〇〇

さて、あなたが考える「友人を自塾に紹介する理由」は何ですか?(次回へ続く)

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Comiru導入事例_武田塾様

対面授業では主体的な子が目立ちますが、
視聴履歴でそうでない子の努力が見えるようになりました

武田塾

講師

武田 美紀 氏

本社

大阪府大阪市

対象

小学生、中学生、高校生

個別指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

ComiruAir

導入前の状況

複数のツールにまたがって保護者コミュニケーションを取っており、生徒数増加が増えた際にこのまま対応できるか不安だった。

導入後の変化

・保護者コミュニケーションが効率化され、保護者との距離が縮まり個別相談が増えた
・ComiruAir導入で生徒の頑張りが数値で見えるようになった。

武田塾の紹介

 小学4年生〜高校生までを対象にした英検(R)︎特化型の英語教室。2級取得を最終ゴールに設定し、受験級ごとに少人数の対面授業を実施。武田塾がある大阪府では英検(R)合格級が中学・高校・大学入試で優遇されることから対策ニーズが特に高く、2018年より定期テスト対策メインの個別英語指導塾から英検(R)特化塾に転向。自宅での対面授業の生徒30名、個別指導の生徒15名を1人で指導している。

英検(R)特化型の英語教室を立ち上げたきっかけ

 英検(R)に特化した英語教室というのは全国的にはあまり多くありませんが、英検(R)合格級が中学・高校・大学入試で優遇される大阪府では結構ニーズがあるんです。期間限定で英検(R)クラスを開講している塾も見かけますが、やはり短期間でなんとかなるものでもありません。これまでは中高生向けに定期テスト対策をメインで指導していましたが、3年前に英検(R)対策に特化することにしました。

武田塾の生徒の特徴

 英検(R)に特化した塾はめずらしいので生徒や保護者の特徴を簡単にご紹介します。大阪府では高校入試で2級を合格していれば有利と言われているため、全員ゴールは2級です。現在小4から高2までの生徒が通っています。

 よく、英語教育は早ければ早いほど良いと言われます。幼稚園から英語教室に通うケースもめずらしくありません。ですが、小学校高学年からでも全く遅くないと思います。むしろアプローチの仕方によってはそのくらいの方が理解しやすいということも。幼少期から英語を学んでいても、中学英語で挫折する子どももたくさんみてきました。当塾では、英語という言語を理解できる年齢になってから、“テストで点数を取れる指導”を行っています。

保護者コミュニケーションに力をいれる理由

 入塾は保護者の意思によることが多いですね。英会話スクールで英語には慣れていて、勉強としての英語というステージに移行するときに検討していただくことが多いでしょうか。保護者の意向が強い以上、コミュニケーションはとても大事です。Comiruの導入を検討したのもコミュニケーション機能に魅力を感じたからです。

個別塾だからできるパーソナル対応にComiruを有効活用

 Comiruを導入した当初は生徒数が20名前後でした。メールやLINEなど、個別に違うツールでコミュニケーションを取っていて、この先人数が増えたら困るな…と思っていたところでした。また、システムを導入することで学習塾としての箔が付くかも…という思惑もありComiruの導入を検討しはじめました(笑)。

 実際に使っている機能で助かっているのはお知らせ機能を利用した「一斉送信メール」です。月1回成績表を手渡ししているので、「今日渡したので確認してください」という連絡と、塾通信も兼ねてブログを発信しているので、更新のお知らせなどが主な内容です。そんなちょっとしたメールでも、保護者との距離感は縮まると思います。個別相談も増えましたし、大手塾との差別化としても大切にしたい仕事ですね。

生徒の努力が数字で見える「動画コンテンツ」

 指導においてはComiruAirの「動画コンテンツ」が便利です。英検(R)の面接の練習や、反復学習用にたくさん動画をUPしています。面接練習や音読テストでの話すスピードなど、文字では伝えきれないことが多いので、動画はとても便利です。“簡単な単語は教えられても、リスニングやスピーキングは無理”という保護者も多いですしね。

 ComiruAirの「動画コンテンツ」の魅力は思っていた以上でした。視聴履歴が見えるので、どんなコンテンツが生徒に受けているのかが一目瞭然。こちらが肝いりで制作したものが反応が悪かったり、逆もあったりで、コンテンツを磨くのに役立っています。また、合格は難しいだろうと思っていた生徒が合格し、実は動画をものすごく見てくれていた、なんてことも。対面授業では主体的な生徒が目立ちますが、そうでない子どもが自分で努力してくれていたんですね。そんな様子を数字で見られて胸が熱くなりました。英語に限らず、今どきの子どもはスマホ、動画と聞いただけでやる気が出るものです(笑)。我々も現代っ子に合わせて進化しないといけませんね。

(オリジナル動画コンテンツの一例)

ComiruAirを使って動画コースや自宅学習支援にトライ

 コミュニケーションツールとして導入したComiruから始まりComiruAirの動画コンテンツの活用まで、指導の幅が広がってきています。将来的には動画コースを開設するのもいいかもしれません。それも見据えて、動画コンテンツをコツコツ制作しアップロードしています。プラットフォームさえあれば、お知らせメールや「オンライン学習支援ルーム」も活用できると思います。

 「オンライン学習支援ルーム」については、現状は授業や解説をするまでのリソースはありませんが、自宅学習をチェックするだけなら始められるかなと考えています。私も親なので分かりますが、「勉強しなさい!」で子どもとトラブルくらいなら、有料でもいいからフォローしてほしいものです。共働きの保護者が多いのでニーズはあると思います。

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Comiru導入事例_iTeen様

自社開発システムからのリプレイス。
欲しかった機能が
Comiruにすべて揃っていた

プログラミング教室 iTeen

株式会社 Xist (エグジスト)

漆川 直希 氏

本社

岡山県 総社市

対象

小学生、中学生、高校生

個別指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

指導報告書

座席管理

課題

自社開発のシステムを導入していたがなかなか運用が難しく、塾運営に必要なさまざまな機能が一度に揃うツールをさがしていた。 保護者とのコミュニケーションの大切さは理解していたが、LINEやメール、手紙などばらばらなツールを使い、一元管理ができていなかった。

効果

FCの教室ごとに導入の判断を任せているが、一斉メール配信やアンケート機能、座席管理機能などの機能は、各教室からの評価も高く、保護者の満足度も上がった。 保護者コミュニケーションが一元管理できるうえ、その使いやすさからコミュニケーションが苦手な教室長にとっても強い味方になった。気軽につかえるので、“ついでコミュニケーション”ができるようになった。

プログラミング教室 iTeenの紹介

 2020年に小学校でのIT教育義務化よりも先駆けて、2014年よりスタートしたプログラミングスクール。現在全国に約60校舎を展開中。

本部と加盟教室スタッフ、そして保護者生徒との飾らないコミュニケーションを大切にする運営方針のなかでComiruと出会う。

温故知新、「楽しさ」「安心感」と真剣に向き合ったスタイルこそ最も新しいFCの形だと考えている。

プログラミング教室を立ち上げたきっかけと『iTeen』の特徴

 もともとは学習塾を運営していましたが、この先10年トントン拍子でいくようなイメージが付きづらいと感じていました。そんな時に、次はプログラミング教育だという話があり、FC展開を見据えたインフラを整えながら2014年には最初の教室を立ち上げました。プログラミング教室としてはかなり早期だったと思います。現在、全国に約60校舎を展開中です。昨今プログラミング教室は増えていますが、教室あたりの平均生徒数は多い方だと思います。

 プログラミング教室には大きく分けて「教材型」「店舗型」と「集団」「個別」をかけ合わせた形式がありますが、iTeenは「店舗型」×「個別」という形式を採っています。プログラミングの学習は学校の教科で言うと技術家庭科とそっくり。先生が全部やってしまったら上手くならないし、教本や先生の指示に従って作るだけでは子どもはつまらない。先生はサポートに徹するというのがiTeenの教育方針です。長く子どもの教育に向き合ってきたので、彼らの力を引き出す教え方には自信があります。  

 Scratchをベースにプログラミング言語を学びますが、今や新しい言語はどんどん出てきます。Unity(C#)やPythonといった新言語に展開するべく、教材を開発しているところです。

Comiruを導入した背景

 自社でもシステム開発していましたが、これがなかなか難しく、頓挫した経験があります。だから単純に、Comiruすごい!と思いました。やりたいこと、あるといいなと思っていた機能が全部揃っていましたから。開発の難しさがわかるだけに、「今のシステムを総取っ替えしてでもメリットしかない!」と思いました。

 Comiruの導入についてはFCの教室ごとに判断を任せているのが現状ですが、新しく教室を立ち上げる際には必ず導入を勧めています。検討段階の教室も含めると全体の4割ほどはComiruを導入しています。

大切にしている”保護者とのコミュニケーション”に変化が

 プログラミング教室は何をやってるかがわかりにくく、また、お金を出す人とサービスを受ける人が別であることから、コミュニケーションが煩雑になりがちです。特に、決定権を持つ保護者との信頼関係を築くためのコミュニケーションは重要です。

 Comiruを導入する前は、LINEやメール、手書きのお手紙など、様々なツールで連絡を取っていました。これがComiruで一元管理できるようになり、教室側はとても便利になったと思います。本部にとってもメリットのある改善です。

 また、Comiruによる指導内容報告等の事務連絡のついでに、「◯◯さん、今日体調悪そうでしたが、大丈夫ですか?」というようなちょっとしたコミュニケーションを挟むことが増えました。ある生徒さんへの連絡のついでに、別の生徒さんにも連絡しておこうというケースもあります。以前は、何か用事がなければこちらからわざわざ連絡をするようなことはありませんでした。この“ついでコミュニケーション”は大いなる副産物だと言えます。

 メッセージの未既読が確認できたり、一斉メール配信やアンケート機能、座席管理機能など、Comiruを導入している教室からの評価は高く、保護者の満足度も高いと聞いています。

 FCで運営している分、経営に自信があっても口下手だったり、子どもとの関わりは好きでも保護者は少し苦手、など、いろいろなタイプの教室長さんがいます。コミュニケーションが苦手な教室長さんにとって、Comiruが強い味方になっているのは確かです。本部としても安心材料です。

Comiruに期待すること

 本部としては、それぞれの教室がうまく運営されれば良いと思っていて、Comiruがその強い味方になってくれているのは頼もしく感じています。機能が多いので使いこなすのが大変という声もあり、そこはComiruで開催される機能説明セミナーをどんどん活用してもらおうと思います。コミュニケーションの取り方は教室によってカラーも出ていて、それはつまりコミュニケーションがちゃんと行われているということ。Comiruがそのインフラになってくれるといいなと思っています。

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Comiru導入事例_阿蘇塾様

ComiruAirによる
オンラインの繋がりがもたらす
生徒への特別な価値

阿蘇塾

代表

内山修一 氏

本社

熊本県阿蘇郡

対象

小学生、中学生、高校生

個別指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

指導報告書

ComiruAir

導入前の状況

エリアがハンデとなり、生徒が大学生に会う機会がなかった。

導入後の変化

オンラインによって、東京の大学生から指導してもらえるようになり、生徒のモチベーションがアップ。

阿蘇塾の紹介

 2016年創業。熊本県・阿蘇地域の小中高校生を対象とした個人学習塾。
教室でのオンラインレッスンと自宅でのオンライン学習支援を併用し、過疎地域の子どもたちに自律した学習習慣と学力の定着を促している。
また、オンラインで全国の優秀な講師とつなぎ、質の高い教育を提供している。
現在生徒数32名(2021年6月時点)。

なぜこんな地域で学習塾を開くのか

 阿蘇塾があるここ、南阿蘇は、人口6,000人程度の小さな町です。熊本地震発生後しばらくは陸の孤島となり、隣町の学習塾へ片道3時間かけて通っている子どももいたほどです。学習塾も図書館もありません。子どもも少なく、大学生に会うこともめったにありません。わざわざそんな地域に学習塾をつくるなんて、と思うでしょう。でも、この国の教育が抱える課題に最も直面している地域に住む子どもたちにこそ、質の高い教育が必要だと思うんです。将来、大変な局面に立ち向かうであろう彼らが、自分の頭で考えて行動を起こせるようになってほしい。住んでいる場所がハンデになってはならない。ComiruやComiruAirの導入も、その思いで決めました。

通塾によるオンラインレッスンと自宅でのオンライン学習支援で学習習慣を身につける

 現在、通塾によるオンラインレッスン(ComiruAir「オンラインレッスン・他社様の動画コンテンツ配信」)と、自宅でのオンライン学習支援(ComiruAir「オンライン学習支援ルーム」)の2体制で学習支援を行なっています。塾にはブース内に1人1台パソコンを用意しています。映像授業なので自宅でも受けられますが、生徒の様子を見ながら声がけを行ったり、理解の深度を確かめたり、質問に答えたりできるのは通塾の良いところです。また、仲間と一緒に勉強するという機会も、特にこの地域の子どもたちにとっては大切です。多少騒がしくなることもありますが、勉強に対する苦手意識はもってほしくありません。

オンライン学習支援により生徒の自律を促進

 オンライン学習支援では、ComiruAirとSkypeを併用しています。こちらはルールを設けています。ComiruAirは顔を写すものとして利用し、Skypeを手元確認用として利用しています。

オンライン学習支援ルームの利用ルール

1. 学習を開始する前に、その日勉強する内容と目標をノートに記載する
2. 基本的に利用時はミュートにする
3. カメラは手元、顔など、勉強している様子を映す
4. 画面の録画、写真撮影は禁止
5. 自習中、わからないところは講師に質問する
6. 学習を終えたら、その日勉強した内容をノートに記載し、講師に写真で送る
7. その他、講師の指示に従うこと

自習といっても、家で1人黙々と取り組むのは難しいものですよね。誘惑も多いし集中も続きません。でも、誰かに見られているだけで勉強は捗ります。スマホは手元を映すのに使用するので、強制的に使用制限されるのも狙いのうちです(笑)。学習内容の可視化と見守りシステムは、保護者からも好評です。

1日のスケジュールは以下のとおりです。

時間帯 学習支援内容 利用サービス 場所
18時~19時 オンライン質問対応(担当:講師) ComiruAir(オンラインレッスン)
19時〜21時 オンライン質問対応(担当:講師) ComiruAir(オンライン学習支援ルーム) 自宅
21時〜22時 オンライン学習支援(担当:社員) ComiruAir(オンライン学習支援ルーム) 自宅

 自習室は週5日あけていて、3日は東京の講師がサポートしています。残りの2日は社員で対応します。人数が多いとすぐに質問に答えることが難しいこともあるため、オンライン学習支援では、質問の回答に余裕を持たせています。 この通常授業とは異なる学習支援部分の料金はシステム利用料として追加でいただいています。採算度外視というわけではありませんが、他塾との差別化という点で、中長期的な収益性を見込んでの設定です。

オンラインレッスンだからこそ出会える講師たち

 なぜあえて通塾しながらオンラインレッスンを行うか。通塾するメリットは周囲に仲間がいることや、メリハリがつきやすきこと、とさきほどお話ししましたが、通塾しながらオンラインで行う最大のメリットは東京にいる学生講師と繋がれることです。生徒と東京にいる講師をつなぎ、オンラインレッスンを行なっているのですが、オンラインなら、講師との距離は結構近いんですよね。阿蘇塾の講師は東京の大学生がメインです。大学生がいないこの地域の子どもたちにとって、東京の大学生、しかも東大や慶應大など憧れの大学の先輩に勉強を教わる機会なんて、これまでは考えられなかったでしょう。実際に自分が目指すような大学の先輩たちがどんな勉強してきたか、大学でどんな研究をしているのかなども聞けて、とてもいいモチベーションになります。

良いものはどんどん活用する

 わたしは教師だったわけでも、塾の先生をしていたわけでもありません。ですから、ティーチングの部分は映像授業や動画コンテンツ、優秀なオンライン講師に置き換え、コーチングを中心に行なっています。もちろんティーチングを丸投げはしません。質問に答えたり、講師とつなげたりもしますが、世の中にある便利なもの、良いものはどんどん活用します。ComiruやComiruAirもその中の一つです。塾業界に染まっていないことが強みなのかもしれませんね。

 学習塾ですから、進学のための勉強は当然です。でも、その先のキャリアとか生き方というところまで考えられる子どもに育てたい。勉強の仕方を学ぶ以前に、頭の使い方を学んでほしいと思っています。世の中の便利なツールをうまく活用すれば、不便な地域でもできることはたくさんあるんです。Comiruを活用した教育で、その光が見えてきたように感じています。

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Comiru導入事例_学習塾アット様

勉強が苦手な子に学習習慣を。
オンライン学習支援への挑戦

地域密着型学習塾アット

塾長

内藤 彰 氏

本社

東京都江戸川区

対象

小学生、中学生

個別指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

指導報告書

ComiruAir

課題

・緊急事態宣言に伴って急遽オンライン授業を開始

効果

・緊急事態宣言後もテスト対策で学習支援を継続 ・「家で勉強するようになった」と保護者からも高評価

地域密着型学習塾アットの紹介

 2011年創業。東京都江戸川区の地域密着型学習塾で、近隣の小・中学校の補習および​都立高校受験がメイン。

現在、集団授業と個別指導の2教室を運営中。新型コロナの影響でComiruAirによるオンライン学習指導を導入、主にテスト期間中の自宅学習をサポートしている。講師の大多数は卒塾生。

「地域の先輩が地域の後輩を教える」をモットーに、地域に根ざしたアットホームな塾を目指している。現在生徒数73名(2021年7月時点)。

オンラインでの自宅学習支援を始めたきっかけ

 新型コロナ感染拡大の影響で、東京に緊急事態宣言が発令されたのが2020年4月。これを受けて、すぐにオンライン授業を導入しました。しかしながら、状況が少し落ち着いた後、ほとんどの生徒が自転車で通える範囲内ということもあってオンライン授業のニーズがなくなり、現在はオンラインによる自宅学習支援のみ行っています。 急遽導入したオンライン授業でしたが、オンラインの可能性を感じる良いきっかけになりました。生徒は、塾に来たら否応無しに勉強しますが、自宅ではなかなか勉強しないものです。オンラインを活用すれば、自宅での学習の様子を知ることができ、フォローしてあげることができます。そんな気づきから、オンライン学習支援に振り切り、現在試行錯誤しながら運用を行っています。

まずは定期テスト対策から

 現在行なっているオンライン学習支援は、中学生を対象とした定期テスト対策です。毎日17:30~19:30、21:00~22:00でComiruAirでオンラインレッスンを作成し、曜日ごとに教科と担当講師を設定しています。使用する教材は、当塾オリジナルの定期テスト対策テキストで、生徒たちはそれぞれ学習を進め、分からない問題があればレッスン中に質問します。 期間中、1人3回まで参加可能にしていますが、勉強が苦手な生徒ほどよく参加してくれます。中には苦手教科だけ参加するという生徒もいて、割と気楽に参加してくれている印象です。

 ComiruAirのオンラインレッスンへの入室は保護者にも通知されるので、「今勉強してるんだな」と安心されます。オンラインレッスンへの招待はコミルを通じて保護者宛に送られますから、半強制的な部分もありますが(笑)、それでもやはり生徒たちは見られていることで一生懸命勉強します。「家で勉強するようになった」「自宅学習を先生が見てくれるのはありがたい」と、保護者からも評価していただいています。

 ちょうど年度替わりということもあって、成績の変化が判定しづらい時期ではありますが、勉強が苦手な生徒でも点数が下がったということはなく、着実に力は付いていると感じています。

塾専用ツールならではの使い勝手の良さ

 もちろん、導入時は生徒たちにも戸惑いはあったと思います。例えば、自分の質問が他の生徒に聞こえてしまうんじゃないか、と不安になり沈黙が続いてしまったり…。ComiruAirを使えば個別で画面や音声を繋げる等のコミュニケーションが可能なので、一度体験してすぐに慣れたようです。なかなか質問しない生徒には、こちらから「どう?何かわからないところはある?」と声がけするようにしています。世の中にはいろいろ便利なツールがありますが、ComiruAirは塾に特化しているのでこのあたりの使い勝手はいいですね。

 また、塾側のオペレーションもシンプルで便利です。オンライン授業を行うとなると、意外と手間がかかるものです。説明文を用意したり、URLをメールで周知したり…。ComiruAirはオンラインレッスンを作成するだけで参加者に通知が送られます。コミュニケーションも取りやすいので、何かあった時にすぐに対応できます。とは言っても、導入してからまだ一度も問い合わせがありません(笑)。保護者にとってもわかりやすいツールということですね。

今後のオンライン学習支援について

 オンライン学習支援は今後もいろいろ試してみたいと思っています。今は中学生の定期テスト対策のみ、利用回数の制限ありという形ですが、もっと広げられると思っています。また、今は試用期間ということで授業料やシステム利用料など設定していませんが、今後は希望制や受験生限定のオプションサービスにするなど、今の生徒たちの反応を見ながら探っていきたいと考えています。有料の方が勉強に身が入るということもありますから。

参考)「学校・学習塾に求める新型コロナ第3波対策」に関する保護者アンケート/月謝とオンラインフォローに支払える金額の関係

・保護者は対面のフォローアップとしてオンライン学習支援を求めている。 ・保護者は月謝とは別にオンラインフォローに「3000円未満であれば支払い可能」と回答。

 また、オンラインならではのメリットを生かして、例えば学校に行けない子どもや、耳が不自由で通塾できないといった子どもたちにも、充実した自宅学習ができるようにしてあげたいなと思っています。

 当塾は「アット」という塾名どおり、地域密着のアットホームな塾を目指しています。大手学習塾ではなかなか目が行き届かないところまで、塾でも家でも、ちゃんと見てあげたい。それが我々のミッションであり、オンラインによる自宅学習支援を通じて、そのミッションを実現していきたいと思っています。

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Comiru導入事例_個別指導サクセス塾様

地方ほどオンラインのメリットを享受できる

個別指導サクセス

塾長

鈴木宏治 氏

本社

岩手県 盛岡市

対象

小学生、中学生、高校生

個別指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

請求書

入退室

ComiruAir

課題

・差別化ポイントとなる送迎サービスのコスト
・悪天候など保護者が送迎できない場合の欠席

効果

・塾と保護者の送迎工数の削減        
・送迎不要になったことでの商圏拡大

個別指導サクセスの紹介

 塾長の鈴木氏は大学卒業後、大手住設メーカーの営業部に入社。大手ハウス・マンションディベロッパーなどを担当する。入社2年目にして大型設備の納入実績(東北初)を果たすなど、上司からの期待も高かったが、直属の上司と衝突し退職。その後、たまたま見つけた塾講師のバイト(スクールIE)から、教室長となり、担当教室を4年連続で「全国優秀教室賞」に。

 2011年、東日本大震災を経験し、独立を決意し翌年、岩手県盛岡市に現教室を開校。現在に至る。

 服装・髪型自由、教室内飲食OK、宿題ナシなど、自由なスタイルで塾運営中。また、課外活動や習い事コースなど、体験型学習に力を入れている。

オンライン授業導入により、塾運営のコストを圧縮

 個人経営塾は知名度という点でどうしても大手塾にはかないません。そこで私達は開校以来、送迎サービスを導入することで差別化をはかり、塾が少ない郊外からのニーズを獲得していました。もちろん別途、送迎サービスの利用料金はいただいていますが、塾としてはかなりコストがかかるのが悩みの種でした。

 オンライン授業にすることで送迎が減り、コストダウンにつながりました。また、岩手県は大雪など天候によって送迎できない場合もあるため、オンライン授業ならこうした問題も回避することができるようになりました。

 遠方からでは通いにくい、という物理的な距離をカバーするのが送迎サービスでした。この課題を一気に吹き飛ばせるのがオンライン授業といえます。都市部よりも地方のほうがオンライン授業導入のメリットは大きいと思います。

金銭面、時間面など、保護者メリットも多数

 保護者にとってはまず、送迎料金が不要になるという経済的メリットがあります。保護者が送迎をしている家庭もありますので、その場合の負担を減らせることも大きなメリットといえるでしょう。

 実際にご家庭で送迎をする保護者からは、「送迎の手間がなくなってありがたい」とよく言われます。生徒を塾に送った後、授業の間は近くで時間をつぶして待機されていた保護者もいらっしゃり、待機の時間も含めると保護者の時間的負担をかなり削減できます。「今はお酒も飲める」と喜ばれたこともありますよ。

 オンライン授業自体は始めたばかりですが、講師も生徒も楽しんで取り組んでいます。私達は自立支援型の塾のため、生徒がその日に取り組む課題があらかじめ決まっています。生徒各自がワークに取り組みつつ、わからない部分や間違った部分を講師が教えるスタイルです。授業は5名以下の少人数で実施していますが、オンラインになったからといって、特にやりにくさは感じていません。

 一般的に、塾のオンライン授業は生徒の集中力が続かない、見えないところでスマホをいじったり、サボったりということがあるようですが、自塾ではそういったことはありません。そもそもスマホなどのデバイスをオンライン授業に使っていますし、自宅ではすぐそこに保護者の目もあるので、かえって集中せざるを得ない状況になるようです。

オンラインとオフラインの“いいとこ取り”が必要

 オンライン授業を導入するにあたり、画面共有をしたり専用タブレットで生徒の回答がダイレクトに講師に表示させたりという、オンライン授業ならではの使い方が便利かと思っていました。しかし子どもたちは紙に書くことに慣れているので、タブレットで書いたり消したりという基本動作に手間取る場合が多い。また、専用の端末が必要となると、塾のコストはもちろん保護者の理解も得られにくく、現実的ではありません。そのため私達はオンライン授業でも、これまで通り紙のワークを主体とした授業で進めていくつもりです。

 自塾特有かもしれませんが、今後はオンライン授業とオフラインの“いいとこ取り”が必要だと思っています。一般的な学習塾のように科目授業だけではなく、科学実験や釣り、ピアノなどの体験学習、課外学習にも力を入れています。しかしこういった授業はやはりオンラインではできませんので、引き続き対面で行います。一方で、科目授業については半年程度で、全てオンラインにシフトしていきたいと思っています。

個別指導サクセスでオンライン授業について更に改善していきたいポイント

 オンライン授業になったことで、曜日や時間帯といった時間的制約が格段に少なくなりましたが、もっと効率的にできると思っています。これはオンライン授業を始める前から感じていたことですが、塾の一斉授業の時間はとても非効率だと思います。一斉授業で教えるのではなく、必要な授業動画を事前に用意しておき、要所でそれを生徒に見てもらう。さらにワークにも解き方が書いてあるので、それを参考にして生徒自身で学習してもらい、それでもわからない部分を講師が丁寧に教えて理解を深めてもらうという方法にしていきたいと考えています。

 オンライン授業を導入する以前から、自塾では必要に応じて無料の授業動画などを探してきてはそれぞれの生徒にURLを案内していました。生徒が見て飽きないような、わかりやすく解説されている動画コンテンツなどを探すのは時間がかかりますが、その分、講師は生徒一人ひとりのサポートや保護者対応に時間を使えるようになる。より効率的に運営していけると考えています。

塾の価値は「教える」から「サポート」へ

 すでに無料の授業動画やコンテンツがこれほど世に溢れているなかで、塾で学ぶということの価値は今後一層薄れていくと思うのです。それよりも塾がやるべきことは、勉強の理解を深めるサポートや、情報提供だと考えています。提供する情報も、単に大学の名前やレベル、試験問題の傾向といった目先のものではなく、将来を見通すためのリアルな現実を伝えていく。たとえば県内企業の新卒の募集要項を見せて、中卒と大卒では月収にどれほどの差が出て、生涯年収が違ってくるか。こうした事実は勉強の必要性を実感させ、モチベーションを維持させるのに有効ですが、子ども自身では考えが及ばないものです。ただ勉強を教えるということよりも、サポートやコーチングに重きを置くことが、今後の塾により一層求められていることだと思います。

地方ほどオンラインのメリットを享受できる

 岩手県は、盛岡市内の中心部には塾が多いですが、一方で少し離れた沿岸部などは、通いたくても周囲に塾がほとんどありません。こうした地域に新しく塾を開校するのは難しいですが、需要はゼロではない。私達は授業を完全にオンライン化することで、こうした地域の潜在顧客も取り込み、岩手県全域に商圏を拡大していけると考えています。 塾のオンライン授業はまだまだ浸透していませんから、新規の集客は難しいとは思いますが、今後はSNS広告やオンラインの体験授業などを企画して拡散していきたいと思います。

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Comiru導入事例_これからKIDS様

何をやっているか分かりづらい…
だからこそ重視したのが
保護者コミュニケーション

これからKIDS

(子ども向けプログラミング教室)

株式会社これからKIDS事業部長

有川 紘記 氏

本社

東京都

対象

年少から中学生まで

個別指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

指導報告書

座席管理

課題

・ブログで個別の指導報告をしていたが限界を感じていた。
・振替授業の管理が煩雑で生徒数が増えてきたため管理に不安があった。

効果

・指導報告の他、コミュニケーションが一元化し業務効率化が実現。
・保護者側での振替予約が簡単に。
・入退室管理も保護者に高評価。

これからKIDS の紹介

 ITシステムベンダーである株式会社これからが運営する子ども向けプログラミング教室。対象は年少から中学生まで。1クラス6〜7人の少人数制で、生徒一人一人に合わせた個別指導を行う。

 ロボット、マインクラフト、Scratchなどを通してプログラミングの基礎を学びながら、プログラミング的思考を養う。現在、都内に2校展開中。生徒は約200名。2021年8月に3校目が開校予定。(2021年7月現在)

子ども向けプログラミング教室を 立ち上げたきっかけ

 運営会社である株式会社これからのビジョン「ネットビジネスを底上げする」を推進していくにあたって、どうしても課題になるのが優秀な人材をいかに確保するかということ。これはやはり日本のICT教育の弱いところで、それならば自分たちで人材を育成しようと考えたのが立ち上げのきっかけです。義務教育におけるプログラミング教育の必修化も背中を押す形となり、2018年末に議論を始めて、2019年3月には最初の教室を立ち上げました。

【『これからKIDS』のプログラミング教室】

 プログラミング=コードを書くと思われがちですが、コードを書くことが『これからKIDS』の目指すゴールではありません。もちろん、最終的にコードは書けるようになりますが、大切なのはプログラミング的思考を身につけるということだと考えています。具体的には「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」「クリエイティブシンキング」という3つの能力を養っていきます。

 幼稚園児も中学生も、仮説を立てて検証するということを実践します。自由な発想で自らゴールの設計を行い、それを達成させるためのプロセスを、講師やメンターと一緒に考えます。子どもたちが失敗してもあえて口を出さず、トライアンドエラーを体得させます。これからの子どもたちに必要なこの3つの能力を、ゲームクリエイトやロボットという手段を用いて学んでもらおうというのが、『これからKIDS』の教育方針です。

何をやっているか分かりづらい… だからこそ重視したのが保護者コミュニケーション

 学習塾など他の習い事と違って、分かりやすいカリキュラムや成績表のようなものはありません。また、保護者自身もプログラミング教室に通ったことがないため数値的にも感覚的にも、授業の内容を保護者に伝えるのが難しく、その積み重ねが退会の要因にもなりかねません。これからKIDSでは保護者への授業内容の報告は指導報告書で行っており、生徒がその日どんなことをして、何ができるようになったか、どんなやりとりがあったのかなど、できるだけ詳細に伝えるようにしています。これまではアクセス制限付きのブログでレポートしていましたが、ブログでは個別の指導報告には限界があり、2021年の2月からComiruを導入しました。

 Comiruを用いた指導報告書では、「ロジカルシンキング」「クリティカルシンキング」「クリエイティブシンキング」のそれぞれの視点で、トライしたことや、できるようになったことをレポートし、生徒の様子は写真に撮って送っています。 また、生徒はテーマごとに目標や振り返りをまとめたミッションシートをタイピングして作成しています。これも指導報告書に添付して保護者にお送りしています。 何をやっているのか分かりづらいプログラミング教室にとって、保護者とのコミュニケーションはとても重要で、Comiruの機能はとても合っているように思います。

教育に関してはまだまだ勉強が必要ですが、 Comiruとともに、将来を担うICTの人材育成を支えていきたい。


【コミュニケーションはもちろん、その他、多彩な機能を使えるのが導入の決め手】

 Comiruを導入するにあたっては他にも複数のツールを検討しましたが、すべてのコミュニケーションが一元化されるという点、また、保護者側の操作、特に振替予約が簡単にできるという理由で採用を決定しました。

 今までは、レッスンの予約はGoogleカレンダーで管理し、振替依頼があれば入力し直し、ということをしていました。弊校はレッスンが隔週のため振替が多く、これでは生徒数が増えたら困るな、と思っていたところでした。Comiruの座席管理機能は、保護者側で授業振替が簡単にでき、保護者・塾の双方にとって大きなメリットとなりました。 

 また、無料体験の問い合わせ対応には見込み顧客管理機能がとても便利です。現在、公式サイトでの無料体験フォームはComiruを使用していて、日々の申込みデータがComiruに自動で更新される状況です。 

 さらに、入退室管理ができるようになったことは保護者から想定以上に高評価をいただきました。生徒を1人で通わせる保護者にとっては安心材料になっているようです。入会時の説明会では、Comiruのこれらの機能を『これからKIDS』の強みとして伝えています。

【今後はプログラミング教室ならではの要望も反映していただきさらなる進化を期待します】

 Comiruが導入されているのは主に学習塾とのことですが、業務の効率化が促進できるという点で、プログラミング教室のニーズにもとても合っています。今後、プログラミング教室ならではの要望も反映し、機能面でのさらなる進化を続けてもらいたいと思います。例えば、現在見込み顧客管理機能で管理できているリストに対して、一斉メールや条件付きメールが送信できるといいですね。

 また、今後はオンライン化も検討していく予定です。Comiruのオンライン授業などの機能がプログラミング教室にどのように展開できるか、期待を寄せています。 

 まずは地に足をつけて今の教室運営をがんばって、5年以内に20教室まで増やしたいと意気込んでいます。将来的には『これからKIDS』の卒業生が株式会社これからに入社してくれると嬉しいですね。

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中小・個人塾のためのマーケティング講座【vol.12】

中小・個人塾のためのマーケティング講座【vol.12】
「入塾時の熱を下げない!最初の3週間にすべきこと」

著者の紹介

森 智勝

(もり・ともかつ)

塾生獲得実践会 全国学習塾援護会 主宰 

17年間の塾経営を経て、塾専門のマーケティング勉強会(塾生獲得実践会)を設立。机上の空論ではなく、現場主義を貫くマーケティング手法を全国の塾に提供している。経営コンサルタント、スタッフ研修等を専門に行っているが、特に不調塾の立て直しには定評がある。

最初の3週間が鍵を握る

 人のテンション(高揚感)は3週間で終息するという法則があります。

 例えば海外旅行から帰ってきた人は、お土産を家族・友人に配りながら自らの体験を語って歩きます。しかしそれも、3週間で日常に戻ります。オリンピックやサッカーのW杯が終了した後、様々な特集や総集編が放映され余韻を楽しみますが、それも3週間までです。

 この法則はビジネスの世界でも働きます。新車やマンションを購入した人の高揚感も3週間で終息し、日常になります。ここにはバイヤーズリモース(購入後の後悔)と呼ばれる心理が大きく働きます。人は高額な商品を購入した場合、購入の手続きをした瞬間から後悔を始めるという性質を持っています。新車購入の契約をした帰り道、別の素敵な車を街で見掛けた時に、「こっちの車の方がよかったかな」と思うことがあります。それがバイヤーズリモースです。

 当然、入塾を決断した場合も同じ心理が働きます。「この塾が最も相応しい」と思ったからこそ入塾の決断(体験受講の申し込み)をしたのですが、その帰り道から後悔が始まります。「本当にこの塾でよかったかしら?」と。そして3週間後には塾に対するロイヤリティ(信頼感・親和性)は日常(入塾前)のレベルに落ち着いてしてしまうのです。

 逆に言えば、もし高いレベルのロイヤリティを保ったまま3週間を過ごさせることができれば、その高いロイヤリティが日常になるということです。つまり、入塾(体験受講)後の3週間にどれだけ顧客(保護者)にアプローチできるかが重要なのです。言葉は悪いのですが、「釣った魚にも3週間はエサを与えろ」ということです。具体的には3週間の間に最低3回は何らかの接触を図ることです。

3週間にすべきアプローチとは

 私は次のことをお勧めしています。

 まず、入塾(体験受講)が決まったら即、お礼状を書きます。文面は定型で構いませんが、「手書き」を強くお勧めします。デジタルが浸透し、ラインやメールが当たり前の時代になったからこそ、アナログの威力は増しています。誰もが「手書きの手紙」を貰う機会は極端に少なくなっています。ましてや塾から「手書きの手紙」が来るとは予想もしていません。入塾(体験受講)を感謝し、全力で指導にあたる旨の礼状を受け取った保護者は、それだけで「この塾を選択して間違いなかった」と思います。手間は掛かりますが、経費は100円です。費用対効果は抜群です。

 この話をすると、「私は字が下手だから…」と尻込みをする方がいますが、全く問題はありません。あなたは学習指導のプロであり、書道家ではありません。そんなことは保護者も承知です。下手でも丁寧に書けば、必ず思いは伝わります。

 次に1週間後を目途に電話訪問をします。内容は簡単で構いません。子どもの塾での様子を伝え、何か要望はないかと御用聞きをするだけです。「〇〇君も塾に慣れてきたようで、今日は自ら手を挙げて発言してくれました。何か塾のことで気になること、ご要望はありませんか?」で充分です。時間にして1分程度でしょうか。それでも塾の面倒見の良さは充分に伝わります。

 そして3週間(入塾決定)後に「入塾記念品」をお渡しします。この時は印刷物で構いませんので、塾の理念や決意、子どもたちの未来を応援する内容の文章を添えてください。

 こうした最初の3週間で、塾に対する評価は確定します。最初に良いイメージを与えることができれば、紹介を得る確率も高くなります。

口コミを生むために意図的に仕組み化を

 冒頭で説明したように、入塾を決めた顧客は自分の決断に不安を生じるものです。そうした場合、誰かに賛同してもらい、自分の選択が間違いではなかったと確信したいのです。次々と塾からのアプローチを受けることで、誰か(ママ友)に「今度、息子が入った塾、本当に面倒見がいいよ」と言ってもらう確率は、間違いなく高くなります。

 実は、友人紹介を得る最大のチャンスは、入塾後3週間以内にあります。多分ですが、これまでも(これも言葉は悪いのですが)芋づる式に生徒が入ってきたという経験があるはずです。それを意図的に仕組みとして構築することです。せめて入塾書類一式の中に、「紹介状」と「紹介の依頼文」を同封することをお勧めします。

\ 9月に森先生ご登壇のトークセッションを行います /

”退塾防止”と一口に言っても、具体的な退塾防止策について語られることは少ないでしょうか。 森先生と、大手塾での経営幹部を経て経営アドバイザーとしても活躍される大澤先生に、「退塾防止」についてざっくばらんにお話いただきます。  

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Comiru導入事例_JOYFUL様

画像3

スクール業以外の分野でも
活かせる機能を。
コミルの進化と可能性に期待!

JOYFUL サッカークラブ

(株式会社 globeコーポレーション)

代表取締役 社長

荒川 智氏 氏

本社

群馬県 前橋市

対象

3歳から小学6年生

使用機能

LINE連携

お知らせ

指導報告書

口座振替

課題

保護者コミュニケーションが電話中心だったため、つながらない場合はかけなおしが必要になり、他業務に集中できなかった。
また、口座振替やイベント申込の管理など、現場指導員の負担が多かった。

導入後の変化

テキストでコミュニケーションが取れるようになり、保護者とのコミュニケーションが劇的に改善。 その他、口座振替やアンケートなど、さまざまな業務をComiru内で完結できるようになり、業務が効率化。

​JOYFUL サッカークラブの紹介

 株式会社globeコーポレーションは、「社会問題の解決により未来を創造する」というミッションを掲げ、北関東・甲信越・北陸の10県にサッカークラブやチアダンスクラブ、ほか高齢者向けのウォーキングクラブなどを展開。特にJOYFULサッカークラブは、約230スクール、約4,500名が在籍する国内最大級のサッカークラブで、地域教育を主眼に置き、子どもの自主性と自己肯定感を育む指導メソッドが特長。挨拶やルール、マナー、道徳心などに重きを置いた指導で、家庭と一体となり子どもたちの成長をアシストしている。

子どもたちの教育環境悪化という「社会問題」を解決する

 JOYFULサッカークラブを運営する株式会社globeコーポレーションは、「社会問題の解決により未来を創造する」ということをミッションに掲げ、2008年に設立しました。サッカースクールを運営するにあたっての信念をこのように持っていました。子どもたちが将来、社会(組織)で通用する人、社会に貢献できる人になってほしい、と。

 なぜそう思ったか。それは、30年前と比べると地域の環境も大きく変わり、子どもの教育環境が非常に悪化していると感じたから。地域社会で自然と育まれていた挨拶やマナー、モラル、道徳心を身につける環境、その土台となる「子どもたちの小さな社会(環境)」を作ってあげたい。それには、「スポーツであること(=競争があること)」「集団であること」「異年齢・異学年が交流すること」の3つの条件が揃ったサッカークラブがベストであると考えていました。

 サッカークラブで大切にしているのは、「楽しい」というきっかけをたくさん作ってあげること。そして「もっとやりたい」に変えてあげること。そのために、主体性を引き出すような練習方法を取り入れ、保護者との連携を密にしながら指導に当たっています。

社長自ら現場に立って実感した保護者コミュニケーションの効率化

 弊社が大切にしているのは、ただの習い事というより、「社会教育」の側面。それには保護者との協力関係が非常に重要になってきます。今どんな指導をしているか。テーマは何か。ご家庭での課題も共有しながら関係を築きます。

 また、クラブの生徒はまだ幼く“やる気の波”が大きいため、保護者からのフォローが大切になってきます。弊社ではそういった欠かすことのできないフォロー業務としての「保護者コミュニケーション」を、各指導員が電話で行っていました。立ち上げ当初は、もう毎日、電話をしていました。

 しかし一昨年、私自ら、久しぶりに現場に立ち、従来通り保護者へ電話をかけたところ、どうしても電話がつながらない。保護者コミュニケーションは、このビジネスでは欠かせない業務と思っていたので“つながるまでかける”が方針でした。とはいえ、何度かけてもなかなかつながらない。そうすると、電話がつながらないことが頭の片隅にずっと残ってしまって、他の生徒の指導や他の業務に集中できないわけです。目的を遂げられないうえに、その後も尾をひくものですから、二重の意味で生産性を落としていると感じました。コミルの導入を決めたのはそんなことがあったころです。

子どもたちや保護者、現場の指導員の負担を軽減し、お互いのメリットを共有

 コミルを上手に使いこなす講師からは、テキストで伝えることで「本当に伝えたいことが伝えられる」と評判が良いです。電話よりも今の時代に適しているのでしょうか。メッセージに対する保護者からの返信率もとても高いです。コミルの導入後は、保護者とのコミュニケーションが劇的に改善しました。満足度も非常に高く感じてくださっているものと感じています。

 一方で、改善すべき点も見えてきました。それは「文章力」ですね。テキストの作成や内容は指導員により差が出ます。この点は、コミルを通じて各スクールの指導長などが承認を入れる形で改善していきたいと思っています。

コミルを使ったコミュニケーションのその先、業務基幹システムとしての活用を見据えて

 さらにコミルの管理機能にも非常に期待しています。以前は本当に煩雑でした。まず口座振替の用紙を保護者から集め、それを本部がExcelで集計し、それから専用端末で銀行に提出する。いくつもの段階があり、どれもマンパワーで行っていました。これを完全にコミルに切り替え、非常に便利になりました。手数料も通常フローと比べて安価に抑えられています。保護者もコミルを通じて登録するだけなので、現場の指導員が用紙を集めていた時より利便性は高いと思います。引き落とせなかった保護者の中には、直接、現場の指導員へ月謝を持ってくる方もいたのですが、現場でのお金のやり取りは極力減らしたいと思っていたので、非常に助かっています。

 今後の方針として、生徒管理に紐づくものは、全てコミルで一括して管理する方向で進めています。入会、退会に関して、イベントや物販に関しても、全て生徒の管理をコミルで一元化できればスムーズになると感じています。

 例えば、年に4回サッカー大会を行っていますが、これまで参加申し込みは紙で指導員に渡していただき、参加費は郵便局で振込をしていただいていました。これもコミルの機能を使えば一挙に解決です。物販も行っているのですが、サッカークラブの月謝と一緒に請求ができるので、保護者も手間なく時間を有効に使えてお互いメリットばかりだと思います。

弊社からのさまざまな要望も柔軟に対応してくれるので、ビジネスの機動力が上がる

 生徒管理を全てコミルで完結させたいものの、学習塾とは違う分、コミルの機能が弊社の運用に乗りきらない部分もあります。実際、Excelなどを使ったアナログ業務が残ってしまっているので、そこは随時要望を出させてもらっています。

 このような場合、他のシステムベンダーでは機能追加に数百万円かかったり、できないと言われるケースが少なくありません。しかし、コミルはそういった要望を柔軟に受け止め、進化していただいていることも大変ありがたいです。

 一度要望させていただいた、アンケート機能に「回答日時」や「生徒番号」などの追加、各教室がそれぞれでバナー広告などを作れる機能などもすぐに実装していただき、導入してから1年もたたない間でしっかりと要望に応えてくださり、サービスが進化し続けているのを感じています。

 この他、弊社ではいくつかの事業を運営しています。例えば育児期のお母さんたちのために、ゆっくりと食事をしていただくためのレストラン「mamama cafe」。小学生の放課後居場所「放課後カフェ」。障がい者の自立支援のグループホームなどです。特に「放課後カフェ」では、保護者にお子さまの入退室が分かるようにコミルを活用しています。コミルの機能にはさまざまな可能性があるので、新規のビジネス展開からもその進化と可能性に期待しています。

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Comiru導入事例_スクール21様

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業務効率化でお客さまはもちろん
社員の信頼関係も構築され
仕事にやりがいを感じてくれる

スクール21

取締役 CEO

瀧川 敬司 氏

本社

埼玉県 さいたま市

対象

小学生、中学生、高校生

個別指導

集団指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

指導報告書

請求管理

導入前の状況

固有の基幹システムの利便性の悪さを感じており、業務の効率化が思うように行かず、指導現場の負担が生じていた。

導入後の変化

生徒ごとの生成情報や請求データ、指導報告書等が連携しているため、タイムリーな情報伝達が可能に。お客さまの満足度向上に期待が持てた。

スクール21の紹介

 スクール21は、1978年、埼玉県春日部市で創業した学習塾です。
2021年3月現在、埼玉県に特化して54教室を展開。小学部・中学部・高等部を中心にして、集団指導と個別指導を併設しています。小学生には公立中進学コース・中学受験コースだけでなく、ベネッセの英語教室BE studio・玉井式国語的算数教室・図形の極・数の極を導入し、幅広く生徒のニーズに応えています。
指導で大切しているのは「子供の可能性に気づき、信じる」こと。学習だけでなく子供たちの人としての成長を願って、日々指導を続けています。

固有の基幹システムはマイナーチェンジを繰り返し、運用・補修費用も多額に。

 私たちの「スクール21」は、今年で43年目を迎えた学習塾です。成績や請求情報、生徒の情報といったデータは創業当時から完全手作業で管理していました。そして時代の流れとともにデータベースシステムで管理するようになり、様々な機能を追加しながら弊社固有の基幹システムを構築していました。

 基幹システムではお客さまの満足度を上げるため、一つひとつの項目を掘り下げて開発を行いました。しかし、その分の弱点として、情報がバラバラに管理されてしまい、データの組み合わせが柔軟にできないという状況を生んでいました。そのため各教室現場が使いこなしたくても、使いこなせない状況が続き、マイナーチェンジを繰り返しました。結果、毎年補修コストがかかっていたのです。 大幅なリニューアルも考えましたが、それまでの期間に投資してきた金額も大きく、「今更もう戻れない。かと言って、この基幹システムの補修をいつまで続けるのか」と悩みを抱えていました。

 今回、本部管理機能「ComiruPro」導入のきっかけは、このコロナ禍。多くの学習塾が「勝ち残れるか、負けるか」の岐路に立たされている中で、当塾は比較的業績が良かったので、「このタイミングでより会社を強くして、お客さまに喜んでいただける、そんな塾運営を行おう」。このように思ったのです。私含め全職員のマインドが前向きになっていた、そんなタイミングでポ パーさんの栗原社長に相談に乗ってもらいました。

コミルは私達が実現したかったことを取り入れてもらえる期待が持てた

 その中で、ポパーさんは基本的な機能を最初から搭載しており、私たちが実現したかったことを取り入れてもらえる期待が最も持てました。また、会社の根幹にかかわる基幹システムをスイッチするのは、こちらにとっても大きな決断になります。当然、信頼できるパートナー かどうかは極めて重要です。この点、栗原社長のお人柄には、信頼できる確かなものを感じました。

 基幹システムを変更するにあたり、もちろん他社との比較検討は行いました。ただ、弊社が何十年もの間、蓄積してきた様々なデータを取り込み、そのまま吸収できるシステムはほとんどありませんでした。さらにそこにカスタマイズを重ねていくと、ほとんどの企業の答えは「開発コストがかかる」というものでした。つまり、システムをスイッチすることは容易ではなく、コストも多大なものになりそうだ、と。  

保護者コミュニケーション業務も変化。 タイムリーな情報発信が入塾・退塾防止にも効果的。

 導入後のさらなる可能性として、保護者とのコミュニケーションの質の向上があげられます。以前、弊社では顧客満足度についてこのように考えていました。良い学習指導を行い、成績が上がり、志望校に合格できれば、お客さまは満足するはずだ、と。

 ところが、お客さまが塾に対して求めるレベルが高まってきた中で、あるタイミングを機に、ほぼ毎日お客さまからのクレームをいただいてしまうようになりました。例えば「優秀な子しか面倒見てくれていないのではないか。うちの子には補習をしてくれていない」といった内容です。もっとも、実際はそのようなことはなく、単に補習を行うタイミングが入れ違ってしまっていただけなのですが、事情をご存知ではなかった保護者には「うちの子には補習をしてくれていない」と映ってしまったというわけです。

 保護者コミュニケーションの大切さを考えるようになったのは、こうしたことが続いてからです。生徒と向き合って成績を上げるという結果だけではなくて、保護者に対してその過程がクリアであることや、安心感を与えられるものであることが必要だと気付かされました。コミュニケーションの頻度を高める必要もあるし、質も高めていかなければならない、と。すると、お互いが手軽にコミュニケーションができる手段としてコミルが最適でした。電話やメールだと、なかなか「手軽に」とはいきませんからね。

コミルにより、サービスへの満足度を高める。

 これからは、従来電話や紙、オンライン面談等で行ってきたやりとりを、コミルを活用することでよりタイムリーにしていけると考えています。コミルなら生徒ごとの生成情報や請求データ、指導報告書等が連携していますから、タイムリーな情報伝達だけでなく、共有やコミュニケーションが図れるようになりますよね。

 学習塾の商品は学習サービスなので、お客さま満足度は「成績を上げる」ことがその中心にはなります。それを前提にしつつも、「お子さまの成長過程を極力つぶさにご報告・共有する」。このプロセスをきちんと確立することが大切です。これができていれば、お客さまの満足度は確実に上がると思います。その結果、地域での良い口コミが必ず生まれるはず。また、コミュニケーションの頻度と質が高まれば、おのずと退塾防止にもつながると思います。

 塾業界は、「成績を上げる」という学習塾としての本質的な価値提供に加え、サービス面の満足度を向上させることが今後より重要になっていくと考えています。そんな要望に応えてくれる様々な機能が、コミルには詰まっている。私はそう思っています。

仕事にやりがいを持つ社員が増えればお客さまにもその熱意はきっと伝わる。

  弊社がコミルとともに向かう目標は、埼玉県のすべての地域でサービスを提供し、埼玉県全体の教育の質を高めていくことです。埼玉県で創業し、支持をいただいてきた学習塾ですので、地元への思いは強いものがあります。もちろん営利企業ですので利益という点も大切ではあります。ただ、日常の業務において意識しているのは「埼玉県の1人でも多くの子供たちに関わって、可能な限り子供たちの可能性を広げていきたい」ということです。そのためには、社員のモチベーションがとても大切です。コミルを使った業務の効率化により、社員が楽しく仕事ができる環境づくりも目指したいと思います。

 地域のお客さまに安心してお子さまを預けていただくためには、やはり社員が仕事にやりがいをもってないといけませんしね。長時間労働で精神的にも肉体的にも余裕がない状態でよいサービスを提供できるはずはないですし、そうした塾にお子さまを預けたいと思う方も多くはないでしょう。

 塾業界はこれまで多くの業務をマンパワーに依存し、効率的といえる環境ではありませんでした。しかし、そうであるがゆえに、システムによって効率化の余地が大きく、お客さまと社員、双方にポジティブな影響を与えられる余地が大きいと思っています。そのために、コミルの今後のサポートや進化に期待しています。