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事例_リード

コミルの話を聞くにつれ「私たちにこれから必要なのは、こういうものだったんじゃないか」と思いました。

リード進学塾・リード予備校

代表取締役社長

水野 叡伺 氏(プロジェクトリーズ株式会社)

本社

岐阜県多治見市

対象

幼保生、小学生、中学生、高校生

集団指導

使用機能

LINE連携

指導報告書​

入退室管理

お知らせ

成績管理

座席管理

課題

集団指導の塾ににおける保護者とのコミュニケーション。そのノウハウの蓄積。

効果

集団指導の塾における、保護者コミュニケーションの充実。

リード進学塾・リード予備校の紹介

岐阜県内で小中学生向けの「リード進学塾」を37校、高校生向けの「リード予備校」を13校展開し、地元の公立・私立高校の合格実績や、全国の大学合格実績は岐阜県内の塾予備校でトップレベル。(※教室数は取材時点のものです)

初めてコミルのことを知ったのは、ちょうど2年前

 弊社では、以前から業務支援システム自体は使っていました。ただ、その頃は入退室管理の機能がメイン。とはいえ大きな不満はなく、スイッチしようと言う積極的な意思を持っていたわけではありませんでした。
 そんな中でコミルのことを知ったのは、ちょうど2年前。最初はコミルを疑っていたかもしれません(笑)。「退塾者が減りました」と書いてあったのを見て、思いましたよ。そんなに簡単にできるものではないはずだ、と。
 ただ、そのあとにコミルの機能について詳しく話を伺ううちに「これからの私たちの塾に必要なのは、こういうことだったんじゃないか」と思うようになったんです。それは何か。一言で言えば「保護者とのコミュニケーション」です。

塾業界で重要性が高まってきた保護者とのコミュニケーション

 実際、塾業界では退塾を防止する為に「保護者とのコミュニケーション」の重要性が高まってきていると感じてしました。合格実績や指導力はもちろん、保護者の立場から言えば、いかに安心して子どもを通わせられるか。塾に要望を聞いてもらって、それを反映してもらえるのか。こういうことです。
 もっとも、集団塾として今までの自分たちのスタイルには自信を持っていました。ただ、コミュニケーションの取り方については個別指導塾から学ばないといけない。そう感じていました。それこそ、対生徒でも対保護者でも、一人ひとりとのコミュニケーションの密度は、まさしく個別指導塾の売りですからね。そのように考えていた時に、ノウハウがあり、それに対応しているツールとしてコミルを思いだしわけです。

集団指導の塾の魅力や長所をあらためて伝えたい

 私たちのような集団指導の立場から見ると、今、個別指導塾が一般的になり、通信教育のあり方も多様になってきた今、世の中は「集団塾には行かなくてもいい」というメッセージに溢れているかのように感じます(笑)「やっぱり教わるなら個別がいいよね」「スマホやタブレットを使えば自宅学習でも色々できるよ」といったメッセージです。
 しかし私は、集団指導の塾でも保護者とのコミュニケーションを充実させることで、その魅力や長所を改めて伝えたいし、知ってほしいと思っています。集団で学ぶからこそ学ぶ意欲が引き出せる。集団指導によって磨かれた指導力がある。しかも生徒一人ひとりにもきちんと目が届く。保護者ともコミュニケーションが取れている。そんな塾があれば、どこにも引けを取らないはずです。
 この起点になるのが、コミュニケーションの充実です。集団指導の塾だからこそ、コミルの活用が塾経営にインパクトを与えられると思います。

課題に対し、ともに解決にあたってくださる点がコミルの一番の強み

 導入してからしばらく時間が経ち、今後の課題について意識するようになってきました。例えば、指導報告書。集団指導の塾にとっての指導報告書は個別指導の塾に比べると重要性はどうしても低くなります。そのため、指導報告書を送るだけでは「コミュニケーションが十分取れている」とまでは言えないのです。ですので、単なる指導報告に留まることなく、どのような頻度でどのような情報を伝えることが保護者の安心感や満足度につながるのか。この点は考えていかなければと思っています。
 またこちらからの発信内容について、指導の報告やお子様との授業の様子といったものと、週間の予定や月間の予定といったいわゆる連絡事項が混在してしまうと、保護者の方にとって若干わかりづらいこともあると思っています。こちらについては、コミルを開発しているポパーさんの方でも改善をしてくれるのではという期待もあります。
 というのも、コミルの良さは、私たちユーザーの要望をきちんと聞いて改善や開発に生かそうとしてくださる点だと思っているからです。この姿勢が、コミルの一番の強みではないかとさえ思いますね。単なるサービスの提供元ではなく、一緒になって私たちのサービスをより良くしていこうと思ってくださっているパートナーである、そう感じます。

Q.リード進学塾・リード予備校さまのコミル導入の決め手は??

 一番はサービスの拡張性です。多機能であることももちろんですが、一番はサービスの拡張性。現在の機能に加え、私たちの声に応えて、それらをより充実させようとしれくれているところです。
 その背景には、私たちと話をする営業の方と、開発の方たちの距離が近いことがあるのだと思います。「これはできますか?」と聞くと、「いつまでに実装できるようにやります」ときちんと答えてくれる。こうしたやり取りから、信頼ができると感じました。

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news3

経済産業省が主催する「未来の教室」EdTechデータベースにComiruが掲載されました

2019/3/28

株式会社POPERが提供する塾運営管理クラウドツール「Comiru(コミル)」が、2019年3月28日、経済産業省が進める「EdTechデータベース」に掲載されました。

経済産業省が主催する「未来の教室 learning innovation 」は、 「未来の教室」の姿を具現化するための実証事業を紹介しています。

「未来の教室 learning innovation」ポータルサイト内の「EdTechデータベース」では、EdTech関連情報を紹介しており、機能紹介だけでなく、対象学年や利用環境などの詳細情報が掲載され、用途に応じて検索できます。

「Comiru(コミル)」は「学習管理・支援ツール」カテゴリに掲載されていますので、ご覧いただければ幸いです。

EdTechサービス > Comiru(コミル)
https://www.learning-innovation.go.jp/db/ed0088/

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ITトレンドスタイルに経済産業省 教育産業室長 浅野 大介様と、弊社代表の栗原の対談記事が掲載されました

2018/7/24

経済産業省 教育産業室長 浅野大介様と、弊社代表の栗原が、「教育現場の働き方改革を実現し、世界に通用する人材を育てるための方策」について対談し、その内容がITドレンドスタイルに掲載されました。

対談の様子については、こちらをご覧ください。

https://it-trend.jp/style/theme/communication/1886

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株式会社クレディセゾン・Omise Japan株式会社と提携し、授業料のクレジットカード決済を開始いたしました。

2017/10/12

弊社は、クレディセゾン、Omiseとの提携により、塾運営管理クラウドツール「Comiru(コミル)」上でのクレジットカード決済を開始いたしました。これにより、Comiruを導入している学習塾を始めとするスクールにおいて、受講料などをクレジットカードで支払うことが可能となります。

保護者はアプリ上で受講料を確認し、そのままクレジットカード決済をすることができるため、スクールは受講料の収納業務を効率化させることができます。

本提携により、クレジットカードの決済手数料は、学習塾業界最安水準(*)でご提供することができるようになりました。​

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事例_鴎州塾

コミル導入のメリットは業務の効率化だけではありません。ことことは強調したいと思います。

鷗州塾

代表取締役社長

峯 岳徳  氏

本社

広島県広島市

対象

小学生、中学生、高校生

個別指導

集団指導

使用機能

LINE連携

お知らせ

指導報告書

入退室管理

課題

データに基づく「スマート経営」を目指すための業務効率化。最終的は効率化することによる「教育」そのものへのコミット。

効果

業務の効率化。また人による差分がなるべくでないようにする平準化と可視化。それによる「スマート経営」の実現

鷗州塾の紹介

広島県を中心に、国内外での学校運営・学校支援事業をはじめ、学習塾・パソコン教室・サッカークラブ・健康教室・子どものための制作プログラミングなどの各種教育事業を展開。幅広い教育サービスを提供している。学習塾は、幼児から高校生までで4つの塾ブランドを展開。

コミルによって業務の効率化ができたことは言うまでもありません

 私たちの塾は、この業界では新しいツールの導入に積極的な方ではないかと思っています。ずっと以前は、それまで生徒に紙を渡して保護者の方に連絡事項をお伝えしていたところを、FAXを使うようにしたこともありますし、インターネットが普及すれば比較的早くからメールで連絡をするようにもしてきました。また、アナログな業務をできるだけ効率化することや、各教室の良い取り組みを全ての教室で共有すること、教え方のノウハウや生徒の成績などをデータベースにして、感覚的な「良い・悪い」の判断だけではなくさまざまなこをと数値によって把握することにも取り組んできました。これらは全て、塾にとっても保護者にとっても非常に意味があることだったと思います。ただ、正直私たちにとって負荷の大きな作業だったことは否めません。例えばアンケートをしてデータを集めたら、それを集約して、何とかして人力で入力して・・・という具合です。教室数や生徒数が伸びれば伸びるほど、同じこと続けていくのが大変になっていくジレンマもありました。
しかし、コミルを導入すれば、こういった業務が一気に効率化できます。ITによって成績管理ができ、データをすぐに一元化してくれるからです。保護者の方への連絡も、LINEなら読んでいただけたかどうかが把握でき、「きちんと伝わったかどうか」を気にする必要がなくなりますからね。

パートナーとしてよりよい塾をつくっていきたい

 これまで、塾の業務支援系のシステムは単機能に特化されたものこそありましたが、複数の機能があってインターフェースに優れ、使い勝手がよさそうと感じるものがなかった。そのため、大規模なシステムなどは導入してこなかったのです。
しかしコミルについては話を聞いて「ピンと来る」ものがありました。さらにいえば、価格面でも非常に納得感がありました。
そしてもっというと、コミルを開発するポパーという会社は、以前塾を経営していた栗原社長が経営している会社だから、塾の業務をきちんと理解してくださっている。だからこそ、同じ目線でサービスを提供してくれているという感覚があった。これが決め手になり、コミルを導入・・・というより、ポパーという会社にパートナーになっていただいて、一緒によりよい塾をつくっていきたいと考えたのです。

PDCAサイクルを回してスマート経営を実現

 私は、コミル導入のメリットが「効率化」だけではないことは強調したいと思います。塾の業務は、「人が人に働きかける」という仕事がほとんどですから、どうしても属人的になるところがあります。この点も、コミルによっていわば平準化することができるわけです。
 例えば、生徒への声かけ。同じ一人の生徒を見ても、「この生徒をフォローしておこう」と感じるかどうかは、その先生の経験や勘によるところが大きい。結果、声をかける人とかけない人とが生まれてしまう。加えて、声をかけるにもどのように声をかけるのか。これも違いがでますよね。このように、仮に全教室の全教師で同じ意識を共有できたとしても、結局は行動に違いが出るし結果にもばらつきが出てしまうわけです。
 それに対して、コミルを使えばこのようにして対応ができます。しばしば塾を悩ませる、生徒の退塾を例にしましょう。コミルで取得したデータを集約すれば、退塾につながりやすい傾向を把握することができます。例えば「2回連続で欠席した生徒は退塾する可能性が高い」といったように。その上で、その事実を共有し、「2回連続して欠席した生徒の保護者には、その日のうちにこのメッセージを送る」などルールを決めて、全教室でそれを実施する。こんな具合です。
 コミルで保護者のスマホにメッセージをするなら、人による差がなく確実に全員に実行できる。各教室の先生がきちんと「伝えたか」を確認したりする必要もないし、「どんな伝え方をしたか」の属人性を排除できる。いい意味で平準化できるわけです。
そして、平準化されたからこそ、その打ち手が妥当だったかどうかを検証しやすい。PDCAサイクルがきちんと回せるわけです。今までであれば、「退塾を防ぐために、全保護者と電話で会話を使用」と伝えていたことでしょう。それが、どのようにアプローチすればよいかが明確になり、そこに絞って打ち手を打てるわけです。

教育に携わる会社として忘れてはいけないことがある

 今までやってきたことを大幅に効率化できる上、感覚で判断していたことをきちんとデータによってきちんろ把握でき、さらに発展させていける。これがコミルで実現できる「スマート経営」だと思っています。
とはいえ私は、教育に携わる会社として忘れてはいけないことがあると思っています。
コミルにはいわゆる雑務を大幅に効率化しれくれる側面もありますが、大切なのは、そもそも効率化の目的が何かということ。私は、それは生徒に対して時間をかけられるようにするため。これでしかあり得ないと思っています。そこを置き去りにして、周辺的なところを改善するだけで満足してはならない、と。
 私たちの塾では、ティーチングとコーチングのバランスを大事にして授業を行い、生徒が自らやる気になってくれるような雰囲気をつくることを心掛けています。ティーチングはそれこそ授業時間内にやるべきことですが、例えばコーチングであればコミルを活用できる余地があるのではないかと思っています。
 このアイディアですが、同じ教室でグループラインのようなものを作り、そこに生徒が今日やった勉強の内容(ノートを写真にとるなどでもよいですし)を投稿する。それを見たB君やCさんが、A君はこうやって勉強しているんだ、と気づいてもっと頑張るようになる。こんなふうにコミルが使えればいいなと思うんです。
 もっとも、現時点でのコミルのテーマは教育「以外」の部分を効率化して教育に費やせる時間を増やそうということにあるかもしれません。しかし、私たちのパートナーであるからには、いずれ教育そのものに関わるようになサービスに進化させていってくれる、そう信じています。

Q.鷗州塾さまがコミルに期待していることは??

コミルの活用を通じ、私たちの教育をよりよくしてくれることです。私たちは、会社として「教育の会社であること」、社員は「教育者であること」に誇りを持っています。だからコミルに期待するのも「どれだけ業務を効率化できるか」というよりは、その結果何ができるか・できたかという部分。つまりは、「これを活用することで教育をどのようによりよくしていけるか」という点ですね。

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事例_サクラサクセス

コミル導入前の研修では、現場の社員から「早く使いたい」という声が多くあがるほどでした。

個別指導塾サクラサクセス

代表取締役社長

岩田 佳晃 氏

本社

島根県海松江市

対象

小学生、中学生、高校生

個別指導

使用機能

LINE連携

指導報告書

入退室管理

お知らせ

成績管理

座席管理

課題

保護者とのコミュニケーション強化に伴う、システムの決定。またそのシステムを「活用」にのせること

効果

現場から早く使いたいという声があがるシステムの導入。また自社既存システムとの接続まで見越した、現場での活用。

個別指導塾サクラサクセスの紹介

2010年創業。山陰、関西と九州に教室を展開。小学生から高校生までを対象に、「一人ひとりにベストな環境」を与えるという方針のもと、『マンツーマン』・『受け放題』・『映像授業』・『速読講座』など様々な個別指導から、それぞれの生徒にあったスタイルで授業を進めるのが特長。公立高校入試では、第一志望校合格率93.6%(2019年)の高い実績を誇る。

IT化は既定路線。それでも新しいツールの導入には慎重でした。

 他塾の先生からの紹介でコミルのことをしりました。「塾目線の、使いやすいサービスがあるよ」と。ちょうどその頃、弊社では保護者とのコミュニケーションに力をいれていこうという方針を明確にしたところでした。そこで、それに適したシステムを探していたのです。
 ポパーの担当の方にお会いして詳しく話を聞いてからは、保護者とのコミュニケーションの重要性にいっそう気づかされました。そして、早急に取り組む必要があると感じるようになりました。そしてもちろん、それ以外の機能も含めてコミルに強い関心をもちました。
 しかしその一方で、私たちの塾はすでに一部の業務について自社で基幹システムを構築してITの活用を進めていました。だから会社にとってITの導入・活用自体は当たり前のこと。だた、「導入」を決めたとしても、それを会社全体で「活用」できるようになるには時間がかかることも経験上わかっていました。

導入するために必要なのは、現場の「これはいい」という実感

 そのため、コミルの長所やメリットについてはよく理解をしたつもりでしたが、それでも導入をするためには現場の講師たちの「これはいい」という実感がなければならないと思いました。というのは、新しいシステムの導入は、現場にとってはどうしても負荷として捉えられることもあるからです。たとえそれを使うことでメリットがありそうだと感じていても、「これまでやっていないことをやる」のは、「これまでと同じ」よりは負担が増えることになるので、これは仕方がないことだと思います。そしてそこには多少のネガティブな気持ちが生まれることもあり得るでしょう。そうなってしまうのは本意ではありません。
 そこで、できるだけそうしたことが起きないよう、ポパーの方に導入前にトライアルの期間を設けていただきました。現場の教室長に使ってもらい、一人ひとりにコミルを活用できるイメージを持ってもらった上で導入をしよう、と。
 だからこそだったのだと思います。導入を決めてから現場の講師に研修を行った際には、「早くコミルを使いたい」という声があがるほどでした。

ベンダーに期待していたのはパートナーシップ

 では、なぜそこまで慎重だったか。それは言うまでもないことかもしれませんが、日常の業務をIT化するということは、そのシステムが私たちの業務フローの一部を担うということだからです。事業運営に対して「関与度」が非常に高くなるわけです。そのため、システムのベンダーは、事業に対して当事者意識のある「パートナー」であったほしいというのが発注側としての思いでした。ポパーさんはまさにその思いに叶う会社でした。
 先にお話したように、弊社は自社でもシステムを構築していました。そのため、今後はコミルと基幹システムの連携もお願いする予定です。さらには、「ボタンの位置を変えて欲しい」などの現場からの細かな改善の要望もあります。ですからコミルを導入してからも、現場にとってより使いやすいものにするためにパートナーシップを発揮していただきたいと思っています。もちろん、すでに信頼感は持っています。ポパーさんはそれに十分応えてくださるだろう、と。
 コミルの導入によって、短期・中期的にはこれまで印刷をして各ご家庭に郵送していたものをコミルで代替することでコストや工数の削減、保護者の方とのコミュニケーションの円滑化を実現できると思っていました。
 ただ、それだけではありません。中期・長期的にはコミュニケーションの良化による退塾率を下げる効果や、指導報告などの蓄積データによって、より良い指導を確立していくことをめざしています。だからこそ、現場にもコミルのメリットを実感してもらってスムーズな導入を意図していました。今回、それが実現でき、会社にとっても大きな一歩を踏み出せたと思っています。

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中小・個人塾のためのマーケティング講座

vol

中小・個人塾のためのマーケティング講座【vol.1】

著者の紹介

森 智勝

(もり・ともかつ)

塾生獲得実践会 全国学習塾援護会 主宰 

17年間の塾経営を経て、塾専門のマーケティング勉強会(塾生獲得実践会)を設立。机上の空論ではなく、現場主義を貫くマーケティング手法を全国の塾に提供している。経営コンサルタント、スタッフ研修等を専門に行っているが、特に不調塾の立て直しには定評がある。

マーケティング力と商品力

記念すべき第1回のコラム掲載時が、新型コロナウイルス禍の2020年4月になってしまいました。今の状況は戦後最大の危機だと言われています。しかし、止まない雨はありません。何とか激しい雨を凌ぎ、雨が止んだ時に反転攻勢に出られるようエネルギーをため込んでください。この試練を乗り越えた時、あなたの塾は一段と強い塾になっていることでしょう。

このコラムでは塾、特に中小・個人塾のマーケティングについて話を進めます。俗にワンツーワン・マーケティング、あるいはエモーショナル・マーケティングと呼ばれている手法です。簡単に言えば、「現場マーケティング」です。1教場だけの個人塾も、100教場以上の大手塾も、現場に必要なことは変わりません。このコラムが、来たるべき貴塾の反転攻勢に少しでもお役に立てれば幸いです。

 

マーケティングとは何か

最初に「マーケティング」という言葉を定義付けしたいと思います。こうした外来語には様々な訳があり、様々な解釈があります。そのイメージが書き手と読み手の間でズレていると誤解が生じ、上手く意図が伝わりません。そこで、ここで言う「マーケティング」とは、「商品の良さを早く正しく伝える技術」と定義します。けっして、手八丁口八丁で相手(客)を篭絡(ろうらく)することではありません。あなたが「高い羽毛布団を売り付けて逃げるビジネス」をしているのでしたら口八丁も役に立つのかもしれませんが、塾は客待ちビジネスです。そんな手法は逆効果です。

例えばアイドル歌手Aが「Aちゃんのカレー屋さん」を開業したとします。開店日にAちゃんが店に来ると宣伝すれば、きっと多くのファンが押しかけ長蛇の列ができることでしょう。しかし、肝心のカレーが不味かったら…「あの店のカレーは不味い」という評判を早く広めることになるだけです。安易なマーケティングはブーメランとなって「あなた」に刺さります。ところが逆に、「こんな美味しいカレーは食べたことがない」というカレーを提供していたら、その評判も早く広がることでしょう。

 

マーケティングと商品の両輪

つまり、ビジネスにおいては商品力が最重要だということです。ところが、どんなに優れた商品でも、世に知られなければ無いのと一緒です。例えば、誰が使っても飛距離が20ヤード伸びるドライバーがあったとします。こんな素晴らしい商品は必ず口コミ・評判が広がって売れるだろうと、離島のゴルフショップにヒッソリと置いていても、売れるはずがありません。商品力とマーケティングは、ビジネスにとって車の両輪です。その重要度は「商品力が8割、マーケティングが2割」と言われています。ここで誤解してほしくないのは、だからと言って「マーケティングを無視しても想定の8割は売れる」わけではありません。それは前述のドライバーの例を見てもご理解いただけると思います。重要度は8:2でも、それぞれがバランスをとって回り続けることが重要なのです。

 

塾における商品とは

塾における商品とは、言うまでもなく授業です。そこには教師、教材、カリキュラムが含まれます。それ以外は全てマーケティングの分野です。広告宣伝はもちろん、コミュニケーションもコピーライティングも全てマーケティングです。

重要度の8割を授業が占めているわけですから、反転攻勢をするためにはまず、授業力の向上に取り組まなければなりません。ところが、この点に関して中小・個人塾は軽視している傾向があります。個人塾のベテラン塾長は、「長年の経験があるので、大手塾の若い教師には負けない」という根拠の薄い自信=過信を持っています。個別指導塾の塾長は、現場のアルバイト大学生講師に教材を渡し、あとは宜しくとばかりに丸投げしています。これでは、いくらマーケティングに力を入れても「Aちゃんのカレー屋さん」です。

たまに、「江戸時代から200年、守り続けた伝統の味」と謳う老舗の店があります。「戦災の時に、このタレ壺だけは親父が守り通したんです」などと店主がインタビューに答えたりします。これらのキャッチコピーと物語はマーケティングの分野です。レポーターは「これが江戸時代から続く味ですか。さすがに美味しいですね」などと褒め称えます。しかし、私は断言します。本当に江戸時代と同じ味を提供していたら、現代人は不味くて食べられないでしょう。あれは江戸時代の味をそのまま守ってきたのではなく、時代の味覚との関係を変えずに守ってきたのです。タレを継ぎ足し継ぎ足し作っていく中で、より美味しいタレを作り上げてきたのです。だから、現代人も満足する「江戸時代の味」を提供できているのです。

どの分野でも同じです。商品力を高める不断の営みが、ビジネスには不可欠なのです。それは塾も同じです。

私は授業の専門家ではないのでこれ以上踏み込みませんが、これからお伝えする話は、あくまでも授業が素晴らしいことが前提で、その素晴らしさを「早く正確に伝える手法」とご理解ください。では次回から具体的なマーケティングについてお話を進めていきます。よろしくお付き合いください。